きゃらりこ日誌

2025年05月

調べものにもAIは大活躍 その反面気になることも…

インターネット / 雑想

最近、ChatGPTというチャット型AIサービスにはまっており、調べものに大活用しています。
このChatGPTは、ユーザの質問に対して複数のウェブサイトの情報を参照しながら、明確な回答を返してくれます。
そのため、調べものの過程でアフィリエイトだらけのサイトや、煩わしい広告を見る必要がなく、しかも情報の取捨選択の手間も省けるため、とても重宝しています。

ChatGPTの画面
ChatGPTの画面

しかし情報源となっているウェブサイトの運営者側から見ると、ある意味脅威とも言えます。
ユーザーがAIの回答だけで満足してしまうと、ユーザーが情報源のサイトを訪れる機会がなくなります。
その結果、関連記事への誘導や広告・アフィリエイトのクリックが期待できず、AI BOTによるアクセスだけが発生してしまうからです。

特に質問サイトやテキスト中心のハウツー系サイトは、情報を刈られる対象になりやすいです。
これらのサイトは検索流入によって成り立っているケースが多く、情報だけを刈られることによる収入の減少で、ウェブサイト運営者のモチベーションが下がってしまいます。
それによりウェブサイトが閉鎖されてしまうと、AIサービスの情報源も失われてしまいます。これはユーザーにとっても、AIにとっても損失であり、誰にとっても望ましくない状況です。

さらに、AIには「ハルシネーション」と呼ばれる問題も存在します。
これは、AIが知らないことに対して知らないと答えず、あたかも事実であるかのように誤った情報を生成してしまう現象です。
情報の正確性には注意が必要であり、ユーザー側にも一定の情報リテラシーが求められます。

著作権の観点では、ChatGPTはまとめた情報の参照元のウェブサイトのURLを明記しているため、法的な問題はないようです。

もちろん、ChatGPTにはコーディングや文章校正といった高度な使い方もあり、非常に有用なツールです。
ただ、検索サイトと競合する分野では、既存のウェブサービスにとって脅威となるのは否めません。

とはいえ、ウェブの世界では検索エンジンが普及し始めた頃にもさまざまな問題がありましたが、それらを乗り越えて共存の道を見つけてきました。
今回も同じように、AIサービスとウェブサイトがうまく共存できる未来を期待したいですね。


ちなみに今回の記事は、AIサービスの「Microsoft Copilot」に校正を依頼しました。
構成も見直してもらい、いつもの文章よりも読みやすさが格段に向上しました。
いやぁ、AIってすごいですね。


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