今回は3泊4日の予定だったのですが、帰宅翌日に予定が入っていたことから、途中で1泊減らして2泊3日の旅程となりました。
長くなるので、3つの記事に分割します。
1日目 - 3/23
まずスタート場所までの移動ですが、今回は静岡駅ということもあり前回の帰宅時に乗った「ムーンライトながら」の送り込み列車(特急・快速の回送を兼ねて運行する列車)で終点 静岡駅まで行くことにしました。
地元の駅から始発電車に乗り、藤沢駅で前日に発券ミスした切符を交換し、列車に乗り込みました。
普通列車なのに特急仕様の373系ということもあり、最初はデッキに立ち乗りでしたが、平塚駅からは座れるようになり静岡駅までしばし仮眠をとることとしました。
8:45頃に静岡駅に到着し、前回の中断地点の上伝馬本陣・脇本陣跡にある、アニメイト静岡まで移動し、ちょうど9:00スタートとなりました。
戦時中、静岡大空襲があったため静岡駅周辺は区画整理されて整然としており、東海道の面影はまったくないのが残念です。
繁華街のすぐそばにある住宅地を抜けて、安倍川橋にさしかかります。
安倍川といえば安倍川餅で有名なのですが、店舗は静岡駅側のたもとに2軒だけで、しかも申し訳程度に置いてあるだけでした。寂しいなぁ。
この先、藤枝までは食料調達が難しそうだったでの、丸子宿の手前のしずてつストアで昼食を購入し、早めの昼食をとりながら先を進みます。
歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」でも描かれた、とろろ汁の丁字家を通りすぎたところで、前方に今日、初めてにして最後の東海道ウォーカーを発見。
私も相手も道を間違えたりして、結局その方を宇津ノ谷峠の手前のところで、私のはるか後方にいるのを発見しました。
新宇津ノ谷隧道(国道1号上り)・平成宇津ノ谷トンネル(国道1号下り)の、両トンネルの直前にある「道の駅 宇津ノ谷峠」(丸子宿側)でしばし休憩・水分補給をし、標高170mの宇津ノ谷峠に挑みました。
残念ながらその東海道ウォーカーとは、それ以降その方の姿を見かけることはなくなりました。
峠の上り口はカラーブロックで舗装されており、登りやすいものの東海道の雰囲気が損なわれて興ざめでした。
坂道では、トンネルを通らずに峠を登ろうとするチャレンジャーな自転車ライダーと遭遇し、心の中で「頑張れよ〜」とエールを送りました。
きつい登りになることを覚悟していたせいか、たいしたことはありませんでした。
宇津ノ谷峠を過ぎ、岡部宿を通過し、藤枝宿で腹具合が悪くなったのでトイレを借りました。
藤枝宿では店が多く意外と開けていたので、そこで2度目の昼食を調達し、食べながら進みます。
松並木を抜けてしばらく進むと、六合駅付近で下校中の小学生群と遭遇。
元気いっぱいの子供たちを見ていたら、いつのまにかその元気パワーの恩恵にあずかって、私も元気になってしまいました。恐るべし、子供パワー。
16:00を過ぎ、宿の確保とこの先の道程を考えたところ、島田宿が限界であろうということで、16:37に島田駅前に到着し、まだ時間は早いのですが本日はここで終わることにしました。
今日の宿は、駅前から携帯電話で楽天トラベルにアクセスし、一番きれいそうだった「
ホテル1-2-3 島田」に決めました。
宿の確保が終わったら、次は夕飯です。
昔は、大井川の増水で川止めがあったために繁栄していたということで、不自由はしないだろうと思いきや駅周辺は寂れており、ファミリーレストランもなく個人経営の飲食店も閉まっていたため、閉店間際のスーパーに駆け込み、お弁当を購入し、今日の宿で食べるはめに……
そういえば、駅前にあった予備校が体育会系だったので驚きました。
ちょうど講師たちの夕礼の時間だったようで、講師の人たちが建物の前に出てきて、塾長と講師数人が大きな声で挨拶や標語を叫んでしました。
東海地方では大手の塾のようですが、こんな塾もあるんですね。
実は島田駅から1kmほどのところに、世界一長い木造歩道橋 蓬莱橋があることを、後で知りました。
もし知っていれば、行ったのになぁ。