きゃらりこ日誌

2008年08月

自転車のカギを忘れたときのTech²!

散歩・旅行 / 生活 / 技術
暑いさなか、レポートを提出するために学校に来ました。
今夜、学校の最寄駅の近くで花火大会が開催されることもあり、学校の最寄駅まで輪行し、そこから折りたたみ自転車で学校まで走ってきました。
花火大会までまだ時間があるので、今、研究室で時間を潰しています。


お祭りを楽しもうと思っているのですが、残念なことに自宅に前照灯(ライト)とU字ロック(鍵)を忘れてきてしまいました。
前照灯がないと道交法違反になるので、暗くなったら乗らないことにしますが、鍵がないのはどうしようもありません。
最近は100円ショップでも売っていますが、そうやって購入したものが自宅に3つもあるので……
仕方がないので、自転車運搬時のフレーム固定用のバンド((実は、ズボン巻き込み防止用のマジックテープを半分の長さに切ったもの 100円ショップで入手))を車輪2か所に巻きつけ、ハンドルを折りたたんでおくことにします。
つまり乗るのに手間をかけさせ、盗みづらくする作戦です。
鍵を忘れたとき、何度かこの方法でしのいでいますが、幸いなことに今のところ盗まれたことはありません。
人目に付くところに置き、なおかつなるべく短時間の駐輪で済ませているせいかもしれませんが。
まぁ、持っていかれたら、それまでということで諦めます。
自転車の鍵なんて壊そうと思ったら簡単に壊せるものだし、鍵が頑丈でも車に乗せて持ってかれたらおしまいですからね。

(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)

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河井英里さん逝去

雑想 / 時事・社会
河井英里さんが、8/4にお亡くなりになられたそうです。
ご冥福をお祈りします。


河井さんのことは、アニメ「うたわれるもの」EDの「まどろみの輪廻」で初めて知りました。
そのときは、大して気にもとめていなかったのですが、アニメ「ARIA」のBGMボーカルや「バルカローレ」を歌っていること、アニメ「バンブーブレイド」のOP「BAMBOO BEAT」・ED「STAR RISE」(空耳の♪あんこ入り☆パスタライス〜)の作詞も手がけていたことを知り、すごい人だったんだと感じていたのに。
特に、ARIAには欠かせない歌手で、アテナさんの「バルカローレ」は本当にアテナさんが歌っているような気がしてしまいました。


赤塚不二夫さんに続き、河井さんも連れていってしまうなんて——
岡崎律子さんが亡くなったときもそうだったけれど、どうして訃報が連続するのだろう。

(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)

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PB商品の台頭は、消費者を追い詰める?

雑想 / メディア
tech2memoの方に書いたほうがいいのかなと思いつつも、門外漢のたわごとなのでこっちに、番組を見て思ったことを書いておきます。


今日の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)のテーマはプライベートブランド商品でした。

 日経スペシャル「ガイアの夜明け」 8月19日放送 第327回
台頭するPB商品 〜“価格”を制するのは誰だ〜
 → http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview080819.html

PB商品のメリットは、メーカー側では買い切り商品であることから廃棄・返品を処理するコストが要らないこと、工場の稼働率が上がること、安定的に売上が得られることがあげられます。
小売店側では、顧客のニーズにあった商品を開発することができる、問屋を通さないので利幅を削って価格を安くすることができることがあげられます。

いいことづくめに見えますが、もちろんデメリットも存在します。

大きな問題は、問屋を通さないため、問屋が担っていた商品の安定供給・価格安定化の機能がなくなってしまうことです。
PB商品のメーカーの工場・製造設備が災害で大破してしまった場合、商品の供給が停止してしまうため、代替商品が割高にならざるを得ません(複数メーカーに発注しているわけではないので、同価格帯での代替商品の確保が困難)。
また需要の増減が小売店の利益に大きな影響を与えます(問屋の、急な需要の増減の吸収機能がなくなる)。
原材料価格が高騰したとき、すぐに価格転嫁(値上げ)されます(薄利なので、利幅を削って急な価格変動を吸収することができない)。

メーカーでは、小売店が大量発注を取りやめた場合(メーカーを変えたり、発注量を減らしたり)、工場の稼働率が急激に低下し、急に経営不振に陥る可能性があります。
また、PB商品とNB商品が同じ市場で競合するため、味・量・品質が同程度なら、割高なNB商品は売上不振になります。

NBメーカーはPB専門(OEM供給)のメーカーに転換するという手もあります(実際に存在します)が、価格競争に敗れたメーカーは撤退。
小売店では、同じことをする限り、スケールメリットのある大規模スーパーが勝ち、地場スーパーは撤退することになります。
市場は寡占化します。
特に大規模スーパーは、地場スーパー・地元商店街を駆逐した後に撤退してしまうケースもありますから、地域経済に与える影響も大きいです。

薄利多売っていうのは量を売ってなんぼですから、どうしても薄給で過酷勤務になりがちですよね……
また「お客様は神様です」という言葉がありますが、実際は「お客様はわがまま」です。
量が減ったり値上がりすると、すぐに不平・不満が噴出します。
長年安定供給・安定価格に慣れ親しんだ消費者には、それが我慢できません。
小売店・メーカーは、それに耐えられるのでしょうか。


消費者は生活防衛に走らなければいけないのですが、それが食品業界、ひいでは消費者自身を追い詰めているような気がしてなりません。
だからといって、それをやめることはできないのですが。
これが、一時的な現象であることを願ってやみません。
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