きゃらりこ日誌

2019年10月

散歩・旅行

ハマぶら 金沢 八景島編

‪「横浜・八景島シーパラダイス」は知っているけれど行ったことないなぁということで、10/8に金沢区の八景島に行ってきました。

※追記 ちなみにこの4日後には、過去最大の規模と言われる台風19号が本州に上陸し、八景島の近くの福浦・幸浦地区の埋立地の護岸が壊れたり、5月にハマぶらで立ち寄った大黒海釣り施設が建物もろとも破壊されたりといった被害を受けたのですが、この時はそんなことを知るよしもありませんでした。

八景島とその周辺は、戦後の横浜市六大事業で工業用地として埋め立てられた海岸の補償として、横浜市民の娯楽のために造成された人工島です。
周辺部も含め島は横浜市港湾局が所有しています。
市民の娯楽のために作られたため、「横浜・八景島シーパラダイス」は入場無料になっており、営業時間内なら自由に島内に入ることができます。
八景島駅前は「海の公園」という人工の海岸・親水広場になっており、八景島は駅から約3分の場所にあります。
八景島駅前の「海の公園」
八景島駅前の「海の公園」

島内を巡ってみたのですが、そこそこ綺麗な遊園地だけど、東側の水族館があるエリアにしか人がいませんでした。
また平日の火曜日だったからということもありますが、アトラクションはほとんど動いていませんでした。
写真を撮り忘れたので説明しづらいのですが、駅前や島内はディズニーランドと同程度の人出を想定して設計されていました。
また島内には巡回バスも走っていますが、いまのところその効果を十分発揮する機会はなさそうです。
シーパラダイスの中心である、水族館があるエリアに行くと、バーベキューをやっていたり、ビールチケットを販売していたりと、リピーターを増やそうという努力が見えました。
土産物店は、店内が寂しくならないようにオリジナルぬいぐるみをたくさん陳列したり、日持ちのするお土産が多くそろえていました。
またぬいぐるみに着せる衣装も売っており、これは客単価を上げる面白いアイデアだと思いました。
阿寒湖土産で有名な、まりもも置いてあったのですが、八景島の周りは淡水じゃなくて海水だよ?

それはともかく、賑わいをなくさないように、シーパラダイスがかなり努力していることはよく分かりました。
ただ、これが限界だろうなぁ…
八景島にアウトレット施設を設ければワンチャンスあるかとも考えたのですが、西側の広場になっているところにしか作れないし、駐車場が遠すぎて難しそうです。‬
だったら盛大に花火大会をやるしかないかな。
ただ観客の輸送を考えると、新都市交通システムの金沢シーサイドラインでは能力が不十分。

金沢シーサイドラインに乗るのも初めてだったので、いろいろ観察してみたのですが、横浜市の鉄道で比較的新しい駅には必ずあるアート要素がほとんどありません。
外観や駅デザインに工夫は見られますが、コスト第一で作られたようです。
低コストな施設・運営が徹底されているのは見事ですが、ただ各駅に個性がなくて面白みがないのも事実です。ただ自動運転が行われており、これはシーパラダイスのアトラクションのようでもあり、面白かったです。
華がないかわりにトミーテックの鉄道むすめ「柴口このみ」が各駅で起用されており、掲示物・自動販売機のラッピングや、自動販売機で発売されている水「はまっ子どうし The Water」のシーサイドライン版など、随所に居ます。
残念なことに、正式なマスコットキャラクター「キラキラ☆シーたん」は、ゴミ箱に描かれているものしか見つけることができませんでした。
接続駅は両端の駅のみで、途中駅はすべて工業地帯。
金沢シーサイドラインはバスの代替としての性質が強く、日暮里舎人ライナーと違い、並行する路線バス路線はないに等しいです。

金沢シーサイドライン沿線の工業地区は、埋め立て完了から相当の年月が経過して、その土地の雰囲気に馴染み始めてはいますが、私はまだその土地の面白みを感じることはできませんでした。
工業地区だったら中小工場がごちゃごちゃしている地域のほうが、工場ごとに独特なにおいや音・雰囲気を感じることができたり、独特の混沌感が好きですね。
大きな工場で敷地が広いと、それが感じられないので残念です。
あと数十年たてば、もっといろいろな会社ができて賑やかになるのかな。
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