きゃらりこ日誌

2023年04月

散歩・旅行

立山黒部アルペンルート&長野 善光寺の旅 その1

今回も自分用の記録なので、文章はグダグダです。

一度は行ってみたいと思っていた、立山黒部アルペンルートを縦断してきました。
行ってみようと思った直接のきっかけは、2002年放送の「第53回紅白歌合戦」で、中島みゆきさんが黒部ダムのトンネル内で「地上の星」を歌っている姿を、テレビで見たことです。もちろんこの曲が主題歌だったテレビ番組「プロジェクトX 挑戦者たち」の「厳冬 黒四ダムに挑む~断崖絶壁の輸送作戦~」(2000年6月27日放送)も観ていたこともあり、いつか黒部ダムに行ってみたいなと思っていました。それから10年、ゴールデンウィークを避けてちょっと早めに旅行したいなと考えていたとき、ちょうど立山黒部アルペンルートの開通時期であることに気づきました。これは絶好の機会だということで、有給休暇を取って2/20夜から2/22の計画で、立山黒部アルペンルートと長野の善光寺に行ってきました。

4/20

旅行ガイドブック等では混雑するとのことで、朝早い時間に出発するのがおすすめだそうです。そんな訳で前泊ではなく、早い時間に到着する高速バス、その中でも一番早い5:40に到着する高速バス 東北急行バス 金沢線きまっし号で富山駅に向かいました。まず自宅から東京駅まで移動し、22:25に東京駅八重洲通りで きまっし号に乗り込みました。このバスは、高速道路の路盤の継ぎ目を通過するときに縦揺れが、道路状態が悪い区間では横揺れが発生して、非常に乗り心地が悪かったのが印象的でした。また揺れに合わせて大きな音で内装がキシキシと鳴るので、道路状態が良い上信越自動車道に入る1時過ぎまで、まったく寝ることができませんでした。

高速バス きまっし号
高速バス きまっし号

4/21

5:37、富山駅に到着しました。次に乗る富山地方鉄道の電車は30分後の6:05発なので、JR駅舎内のベンチで、バス乗車前に買ったおにぎりとお茶で朝ごはんタイムです。そこで以前見聞きした、路面電車の光る踏切に遭遇。あれは、ここにあったのか!
 →「スター・ウォーズみたいでかっこいい」 富山市にある赤色LEDを活用した「スタイリッシュ踏切」が話題に(ねとらぼ 2020年08月21日)

さて、発車5分前になったので、南口にある富山地方鉄道の駅舎から電鉄富山駅発 立山駅行きの電車に乗り込みました。しかし2両編成ということもあり、ロングシートは満席。なんとか空きを見つけて座りましたが、お隣さんは外国からの観光客でした。地方の鉄道にはありがちですが、やはり保線がいまいちで、スピードを出すと上下にふわふわ揺れたのも印象的でした。また先頭付近に乗っていたので運転席から列車無線の音がひっきりなしに聞こえてきたのですが、富山地方鉄道って列車無線を多用しているのですね。

富山地方鉄道の列車
富山地方鉄道の列車 この後ろに別の車両が一編成いる

立山駅で、事前に購入しておいた「立山黒部アルペンルートWEBきっぷ」を発券し、事前予約の7:40の立山ケーブルカーで出発しました。車内はギューギューです。なお立山黒部アルペンルートの開通が先週だったということもあり、この先の乗り物はすべて臨時便が出ていました。
美女平で7:55発の立山高原バス(臨時便)に乗り換えます。立山有料道路(美女平 天空ロード)は、まだ雪が残る森をぐんぐん登っていきます。途中、ブナの原生林や立山杉の巨木、向かいの山にある称名滝を見たり、雲の中を通過したり、見どころもいっぱいです。雪の大谷を通って、8:40室堂に到着です。

室堂平からの景色
室堂平からの景色

まず雪の大谷に向かおうとしましたが、9:30開場とのことで、先にみくりが池一周へ。
室堂は地上と比べて10℃ほど気温が低いと聞いて、気温10℃台前半を想定して冬のコートを着てきたのですが、良い天気だったこともあり、暑い暑い。バッグの中に入っているタイツやら手袋やらが邪魔で仕方がないです。

雪の表面
雪の表面

さて室堂のみくりが池ですが、雪に埋もれて分かりませんでした。室堂側からみくりが池温泉までは人が多いのですが、北側の方に来ると誰もいなくなります。ときどき足が雪の中にずっぽりはまってしまいながらも、北東側の雪の斜面をヒーヒー言いながら登り、45分かけて室堂まで戻ってきました。誰だよ、雪があっても人が多いから、みくりが池一周は楽勝だって口コミを書いたやつは誰だよ… しかし誰もいない雪山は、雪に音が吸収されて何の音もしません。これが本当の静寂というものか。

みくりが池の縁
みくりが池周辺の縁

室堂に戻り、9:50頃に標高2390m、積雪13mの雪の大谷へ。ここが今回の旅のお目当ての1つです。
毎年のニュースで見ていたせいもあり、それほど感動もないのですが、壁面を触ってみるとざらざらした雪とさらさらした雪の積み重なりが面白く感じました。

雪の大谷付近
雪の大谷付近

ここまで臨時便があったので、約1時間早く進行しています。10:20発の立山トンネルトロリーバス(臨時便)に乗り、乗り換えの黒部平へ。11:15に黒部湖駅に到着。今回の目的の一つ、黒部ダムです。

大観峰周辺の景色
大観峰周辺の景色

まずダムカードをゲット。そして時間もいい感じなので、黒部ダムレストハウスでお目当ての「黒部ダムカツカレー」(¥1600)を食す。黒部湖のよどんだ色を生かしたグリーンカレーなのですが、これがうまい!

ダムカード
ダムカード
黒部ダムカツカレー
黒部ダムカツカレー
黒部ダム
黒部ダム

このままいくと予想以上に早めになってしまうので、時間をつぶそうとしましたが、予定の2.5時間は無理で、1時間がちょうどよかったかな。結局、約1.5時間早めの13:05に関電黒部電気バスで黒部ダムを出発し、13:18に扇沢駅に到着しました。そのまま行けば13:20のバスに乗れたのですが、お土産を買ったりゆっくりしたい気分だったので次の14:40発のアルピコ交通の特急バス 長野―大町・扇沢線に乗ることにしました。

時間が余ったので、時間までトロバス記念館を見学。トロリーバスを保存・展示している施設でした。
14:40アルピコ交通の特急バス 長野―大町・扇沢線に乗車し、一路長野へ。車内は静かで温かく、寝ている人たちも多かったです。16:25長野駅東口に到着。そこから16:45に今日の宿、スマイルホテル長野にチェックイン。しかし長野駅周辺には、シャトレーゼのホテル「シャトレーゼホテル」があるんですね。面白い。

とりあえずゆっくりした後、夕飯を食べに外へ。
ふらっと歩いた感じではピンとくる店がなかったので、近くの西友で食べ物を買ってホテルで食べることに。そんな中、ハードオフを発見。少しおなかは空いていたものの、ハードオフを覗いてみるも、小さい店舗なのでめぼしいものはなし。
その後西友で購入し、ホテルに戻って食す。しかし、早い時間にホテルにつくと、のんびりできていいね。
なんだかんだで、結局いつも通り12時過ぎに就寝しました。


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散歩・旅行

立山黒部アルペンルート&長野 善光寺の旅 その2

4/22

今日は予定がスカスカなので、朝9時にホテル出発のゆっくりスタートで始めます。帰りの高速バスの時間を考えると、5時間弱。ほぼ午前中しか観光の時間はありませんが、善光寺ぐらいしか観光地がないので問題なしです。

長野駅
長野駅

さて長野駅のコインロッカーに荷物を預けて、長野駅前から北国街道を約2kmの道のりを歩いて善行寺に向かいます。明日、長野マラソン・長野車いすマラソンが開催されるようで、沿道には装飾やカラーコーンなどが用意されているのを見つけました。

沿道の装飾
沿道の装飾
長野マラソン・長野車いすマラソンの準備
長野マラソン・長野車いすマラソンの準備

北国街道を北上してゆくのですが、西側を見ると2km先には富士ノ塔山が迫っており、本当に山が近い土地ですね。長野は山に囲まれた地域というのを実感しました。

さて駅前の繁華街を抜けるあたりの もんぜんぷら座にはコミュニティFMのFMぜんこうじ、その先の右手には信越放送の本社がありました。このあたりから、木製の灯篭が立ち並び、表参道っぽい雰囲気が出てきます。途中、クラシックを2曲リピートで流して指揮をしながら歩く、一風変わった人が気になりながらも先に進みます。

長野オリンピックの聖火台がおかれた公園 ながの表参道セントラルスクゥエアあたりから、ゆるやかな上り坂になってきます。大門町の交差点を越えると、お土産屋さんや飲食店が立ち並び、もう完全に表参道です。突き当ると善光寺に入ります。仁王門の手前には宿坊 淵之坊と大本願が、仁王門の先の仲見世通りにはお土産物屋さんが立ち並びます。この光景は100%観光地ですね。歴史が長くて観光客が多い寺社って、こんな感じの仲見世になるんですよね。

仁王門
仁王門

10時前に本堂に到着し、先日盗難にあった撫で仏にも願いをかけ、本堂で参拝を済ませます。今回も御朱帳を忘れたため、善光寺の御朱印帳を購入して、代表印と本堂限定の書置きの御朱印をいただきました。御朱印帳忘れは、自宅を出てすぐに気がついたのですが、自宅に戻っている時間はなかったので泣く泣く新たに御朱印帳を購入しました。しかし使いかけの御朱印帳がどんどん増えていってるなぁ。

善光寺は御朱印の種類が多いうえに、特定の場所でしかもらえない御朱印とか、期間限定の書置きとかもあって、善光寺は観光地ですね。

日本忠霊殿の中にある史料館を見学して出てくると、10:30過ぎ。昼すぎに長野駅に戻ればいいので、まだ時間が余っています。そういうわけで、時間つぶしに近くの長野県立美術館へ。地元の芸術家の作品と東山魁夷コレクションがウリだそうですが、つまらなかったので40分ほど滞在したのち、また善光寺に戻って御朱印をいくつかいただきました。

善光寺の御朱印
善光寺の御朱印

そこで12時になったので、北国街道を南下し長野駅に戻ります。長野駅そばのハードオフに立ち寄り、昨日目をつけていたジャンク品を購入し、長野駅へ。ここで長野駅のマスコットキャラ「ながも」のポスターと遭遇。着ぐるみ初公開の、ながも生誕祭は来週開催とのことで、ちょっと残念な思いを引きずりながら、駅ビルで昼食をとることに。駅ビル内では、明日のマラソンのプレイベントが開催されており、それなりに人出がありました。

「ながも」生誕祭のポスター
「ながも」生誕祭のポスター

そんなこんなで、そろそろ13:45に出発する電車に乗る時間です。長野駅からJRで篠ノ井駅まで向かい、篠ノ井駅からしなの鉄道で軽井沢駅に向かう予定です。しかしお土産購入でゆっくりしすぎて、そして後述しますが切符購入に手間取ったせいで、電車を乗り逃してしまいました。でも時間に充分ゆとりはとってあるので、次の電車に乗ることに。しかしローカル線って、線路ガタガタで、電車はバネをきかせすぎて乗り心地がふわふわしてますね。

16時過ぎに軽井沢駅に到着。改札を出る前にトイレに立ち寄ったあと、旧駅舎口を出ようとしたのですが改札には誰もおらず、封鎖もされていません。どうやら、電車が来た時だけ改札口に駅員が来るシステムのようです。長野駅では、しなの鉄道の窓口が閉まっており、しなの鉄道の切符が買えなかったので乗り越し清算をしなければいけないのですが…… 案内ポスターも何も貼っておらず困惑しましたが、とりあえず改札口を出るともう一つの駅舎のほうにも、しなの鉄道の改札口があると気づき、そこまで行って清算を済ませました。しかし、これキセル乗車され放題じゃないの?

軽井沢駅旧駅舎口
軽井沢駅旧駅舎口

そんなこんなで軽井沢駅北口に降り立ったのですが、軽井沢駅って観光客向けの施設ってほとんどないのですね……と思ってたのですが、後で調べたら駅の南口にすぐアウトレットモールがありました。気づかなかったのは疲れていたせいですかね。

それはともかく、16:55の高速バス 横浜駅西口・新横浜・たまプラーザ~軽井沢・草津温泉線(運行:東急バス・相鉄バス・上田バス)まで、バス停のベンチに座って待つことに。バスは昼行バスということもあり、車内は暖かく、寝ている人も多くてとても静かでした。

高速バス  横浜駅西口・新横浜・たまプラーザ~軽井沢・草津温泉線(東急バス)
高速バス 横浜駅西口・新横浜・たまプラーザ~軽井沢・草津温泉線(東急バス)

要塞のような足場で最近有名な、上信越自動車道北野牧トンネルを通過し、上里SAで下車休憩。

 → 落石防ぐ足場の「要塞」、北野牧トンネル岩塊撤去工事 - 日経クロステック(xTECH)
  https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00142/01619/


たまプラーザ駅北口を経由し、終点 横浜駅西口バスターミナル(第2バスのりば 降車場)に定刻21:05のちょうど10分前に到着しました。そして無事自宅に帰宅することができました。

まとめ

初日の立山黒部アルペンルートは、時間を気にして早く回りすぎました。もっとゆっくり堪能すれば、もっと楽しめる旅になったと思います。2日目の善光寺詣では、時間が余りすぎました。あと、一人旅ではなく複数人で行くとよかったかもしれませんね。今回は全体的に時間が中途半端に余り過ぎて、時間配分にとても困った旅でした。計画段階からわかっていたことですが、これはもうどうしようもないですね。


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