今回も自分用の記録なので、文章はグダグダです。
一度は行ってみたいと思っていた、立山黒部アルペンルートを縦断してきました。
行ってみようと思った直接のきっかけは、2002年放送の「第53回紅白歌合戦」で、中島みゆきさんが黒部ダムのトンネル内で「地上の星」を歌っている姿を、テレビで見たことです。もちろんこの曲が主題歌だったテレビ番組「プロジェクトX 挑戦者たち」の「厳冬 黒四ダムに挑む~断崖絶壁の輸送作戦~」(2000年6月27日放送)も観ていたこともあり、いつか黒部ダムに行ってみたいなと思っていました。それから10年、ゴールデンウィークを避けてちょっと早めに旅行したいなと考えていたとき、ちょうど立山黒部アルペンルートの開通時期であることに気づきました。これは絶好の機会だということで、有給休暇を取って2/20夜から2/22の計画で、立山黒部アルペンルートと長野の善光寺に行ってきました。
4/20
旅行ガイドブック等では混雑するとのことで、朝早い時間に出発するのがおすすめだそうです。そんな訳で前泊ではなく、早い時間に到着する高速バス、その中でも一番早い5:40に到着する高速バス 東北急行バス 金沢線きまっし号で富山駅に向かいました。まず自宅から東京駅まで移動し、22:25に東京駅八重洲通りで きまっし号に乗り込みました。このバスは、高速道路の路盤の継ぎ目を通過するときに縦揺れが、道路状態が悪い区間では横揺れが発生して、非常に乗り心地が悪かったのが印象的でした。また揺れに合わせて大きな音で内装がキシキシと鳴るので、道路状態が良い上信越自動車道に入る1時過ぎまで、まったく寝ることができませんでした。4/21
5:37、富山駅に到着しました。次に乗る富山地方鉄道の電車は30分後の6:05発なので、JR駅舎内のベンチで、バス乗車前に買ったおにぎりとお茶で朝ごはんタイムです。そこで以前見聞きした、路面電車の光る踏切に遭遇。あれは、ここにあったのか!
→「スター・ウォーズみたいでかっこいい」 富山市にある赤色LEDを活用した「スタイリッシュ踏切」が話題に(ねとらぼ 2020年08月21日)
さて、発車5分前になったので、南口にある富山地方鉄道の駅舎から電鉄富山駅発 立山駅行きの電車に乗り込みました。しかし2両編成ということもあり、ロングシートは満席。なんとか空きを見つけて座りましたが、お隣さんは外国からの観光客でした。地方の鉄道にはありがちですが、やはり保線がいまいちで、スピードを出すと上下にふわふわ揺れたのも印象的でした。また先頭付近に乗っていたので運転席から列車無線の音がひっきりなしに聞こえてきたのですが、富山地方鉄道って列車無線を多用しているのですね。
立山駅で、事前に購入しておいた「立山黒部アルペンルートWEBきっぷ」を発券し、事前予約の7:40の立山ケーブルカーで出発しました。車内はギューギューです。なお立山黒部アルペンルートの開通が先週だったということもあり、この先の乗り物はすべて臨時便が出ていました。
美女平で7:55発の立山高原バス(臨時便)に乗り換えます。立山有料道路(美女平 天空ロード)は、まだ雪が残る森をぐんぐん登っていきます。途中、ブナの原生林や立山杉の巨木、向かいの山にある称名滝を見たり、雲の中を通過したり、見どころもいっぱいです。雪の大谷を通って、8:40室堂に到着です。
まず雪の大谷に向かおうとしましたが、9:30開場とのことで、先にみくりが池一周へ。
室堂は地上と比べて10℃ほど気温が低いと聞いて、気温10℃台前半を想定して冬のコートを着てきたのですが、良い天気だったこともあり、暑い暑い。バッグの中に入っているタイツやら手袋やらが邪魔で仕方がないです。
さて室堂のみくりが池ですが、雪に埋もれて分かりませんでした。室堂側からみくりが池温泉までは人が多いのですが、北側の方に来ると誰もいなくなります。ときどき足が雪の中にずっぽりはまってしまいながらも、北東側の雪の斜面をヒーヒー言いながら登り、45分かけて室堂まで戻ってきました。誰だよ、雪があっても人が多いから、みくりが池一周は楽勝だって口コミを書いたやつは誰だよ… しかし誰もいない雪山は、雪に音が吸収されて何の音もしません。これが本当の静寂というものか。
室堂に戻り、9:50頃に標高2390m、積雪13mの雪の大谷へ。ここが今回の旅のお目当ての1つです。
毎年のニュースで見ていたせいもあり、それほど感動もないのですが、壁面を触ってみるとざらざらした雪とさらさらした雪の積み重なりが面白く感じました。
ここまで臨時便があったので、約1時間早く進行しています。10:20発の立山トンネルトロリーバス(臨時便)に乗り、乗り換えの黒部平へ。11:15に黒部湖駅に到着。今回の目的の一つ、黒部ダムです。
まずダムカードをゲット。そして時間もいい感じなので、黒部ダムレストハウスでお目当ての「黒部ダムカツカレー」(¥1600)を食す。黒部湖のよどんだ色を生かしたグリーンカレーなのですが、これがうまい!
このままいくと予想以上に早めになってしまうので、時間をつぶそうとしましたが、予定の2.5時間は無理で、1時間がちょうどよかったかな。結局、約1.5時間早めの13:05に関電黒部電気バスで黒部ダムを出発し、13:18に扇沢駅に到着しました。そのまま行けば13:20のバスに乗れたのですが、お土産を買ったりゆっくりしたい気分だったので次の14:40発のアルピコ交通の特急バス 長野―大町・扇沢線に乗ることにしました。
時間が余ったので、時間までトロバス記念館を見学。トロリーバスを保存・展示している施設でした。
14:40アルピコ交通の特急バス 長野―大町・扇沢線に乗車し、一路長野へ。車内は静かで温かく、寝ている人たちも多かったです。16:25長野駅東口に到着。そこから16:45に今日の宿、スマイルホテル長野にチェックイン。しかし長野駅周辺には、シャトレーゼのホテル「シャトレーゼホテル」があるんですね。面白い。
とりあえずゆっくりした後、夕飯を食べに外へ。
ふらっと歩いた感じではピンとくる店がなかったので、近くの西友で食べ物を買ってホテルで食べることに。そんな中、ハードオフを発見。少しおなかは空いていたものの、ハードオフを覗いてみるも、小さい店舗なのでめぼしいものはなし。
その後西友で購入し、ホテルに戻って食す。しかし、早い時間にホテルにつくと、のんびりできていいね。
なんだかんだで、結局いつも通り12時過ぎに就寝しました。