Lightning端子の曲げ強度は10kg、ただしジャックの強度は3kgで、また450gで引っ張っても抜けないように作られているそうです。
端子とケーブルとのハンダ付け部分は、硬化剤で固めて補強してるそうです。
またAppleカスタムチップの附番は、Aで始まるものはARM系のCPU(A10 Fusionなど)、CはLightning、Hは入出力関係(ディスプレイポート・USB端子など)、Lはオーディオコーデック、MはiPhone・iPad用モーションコプロセッサ、SはApple Watch用チップセット、TはMac用チップセット、WはAirPods用チップセット、Xは無線チップになっているようです。
Lightning端子の違いは、以下の通りです。
【頭の3文字】
Lightning端子の種類。- C10
- 固定強度の問題から、ケーブル用。2012年製造開始。現在は製造終了。
- C11
- ドックや本体と端子が一体化しているアクセサリ向け。固定金具の形状以外はC10と同じ。2012年製造開始。現在は製造終了。
- C12
- ネジ穴が設けられているが、接合部がピン状になっているためケーブル・ドックでは使用禁止。本体と端子が一体化しているアクセサリ用。2013年製造開始、2019年製造終了予定。
- C37
- Lightningのジャック(差し込まれるほう)。
- C48
- 充電・通信用。アクセサリ側(逆方向)への電源供給は不可能。Lightning Audio Module非対応。C10・C11の後継。2013年製造開始、2019年製造終了予定。
- C52
- Apple純正品で使用。製造終了?
- C68
- 2013年製造開始、2019年製造終了予定。
- C78
- Apple純正品で使用。USB Type-C対応。C12・C68の後継。
- C79
- USB Type-C対応。C12・C68の後継。
- C89
- USB Type-C対応。USB-PD非対応。C48の後継。
- C94(旧称C91)
- USB Type-C・USB-PD対応。C48・C52の後継。
【末尾の英字】
チップの設定。C10・C11・C12では取っ手で隠れてしまう場所に印刷されている。- A
- USBホストモード。USB Type B専用。充電は非対応(アクセサリ側への供給のみ)。C10A・C48A・C68Aなど。
- B
- USBデバイスモード。USB Type A専用。C10B・C12B・C48B・C68Bなど。
- C
- シリアル通信モード。
- D
- 充電専用。アクセサリ側(逆方向)への電源供給はできない。C10D・C11Dが存在したが、現在は廃止。
- E
- Lightning Audio Module搭載アクセサリ専用。C10E・C11E・C12E・C68Eなど。
※ Lightning Audio Module: オーディオ関係のアクセサリに必須のDAC(D/Aコンバーター)。Apple純正品ではCirrus Logicのカスタムチップを内蔵しているが、サードパーティではWolfson WM8533(iPod 第5.5世代(iPod Video)や、Lightning-30ピンアダプタでも採用)を使用している。