きゃらりこ日誌

2018年10月

Lightningケーブルの端子

PC・家電 / 技術
iPhone・iPadで使われているLightning端子に内蔵されている認証チップについて調べていたところ、海外サイトで公開されていたアップルが作成したと思しき資料の中にLightning端子の情報が書かれていたので、分かる範囲で軽くまとめておきます。

Lightning端子の曲げ強度は10kg、ただしジャックの強度は3kgで、また450gで引っ張っても抜けないように作られているそうです。
端子とケーブルとのハンダ付け部分は、硬化剤で固めて補強してるそうです。

またAppleカスタムチップの附番は、Aで始まるものはARM系のCPU(A10 Fusionなど)、CはLightning、Hは入出力関係(ディスプレイポート・USB端子など)、Lはオーディオコーデック、MはiPhone・iPad用モーションコプロセッサ、SはApple Watch用チップセット、TはMac用チップセット、WはAirPods用チップセット、Xは無線チップになっているようです。
Lightning端子 C48・C10Lightning端子 C11・C12
Lightning C48・C10、C11・C12

Lightning端子の違いは、以下の通りです。
【頭の3文字】
Lightning端子の種類。
C10
固定強度の問題から、ケーブル用。2012年製造開始。現在は製造終了。
C11
ドックや本体と端子が一体化しているアクセサリ向け。固定金具の形状以外はC10と同じ。2012年製造開始。現在は製造終了。
C12
ネジ穴が設けられているが、接合部がピン状になっているためケーブル・ドックでは使用禁止。本体と端子が一体化しているアクセサリ用。2013年製造開始、2019年製造終了予定。
C37
Lightningのジャック(差し込まれるほう)。
C48
充電・通信用。アクセサリ側(逆方向)への電源供給は不可能。Lightning Audio Module非対応。C10・C11の後継。2013年製造開始、2019年製造終了予定。
C52
Apple純正品で使用。製造終了?
C68
2013年製造開始、2019年製造終了予定。
C78
Apple純正品で使用。USB Type-C対応。C12・C68の後継。
C79
USB Type-C対応。C12・C68の後継。
C89
USB Type-C対応。USB-PD非対応。C48の後継。
C94(旧称C91)
USB Type-C・USB-PD対応。C48・C52の後継。


【末尾の英字】
チップの設定。C10・C11・C12では取っ手で隠れてしまう場所に印刷されている。
A
USBホストモード。USB Type B専用。充電は非対応(アクセサリ側への供給のみ)。C10A・C48A・C68Aなど。
B
USBデバイスモード。USB Type A専用。C10B・C12B・C48B・C68Bなど。
C
シリアル通信モード。
D
充電専用。アクセサリ側(逆方向)への電源供給はできない。C10D・C11Dが存在したが、現在は廃止。
E
Lightning Audio Module搭載アクセサリ専用。C10E・C11E・C12E・C68Eなど。

※ Lightning Audio Module: オーディオ関係のアクセサリに必須のDAC(D/Aコンバーター)。Apple純正品ではCirrus Logicのカスタムチップを内蔵しているが、サードパーティではWolfson WM8533(iPod 第5.5世代(iPod Video)や、Lightning-30ピンアダプタでも採用)を使用している。
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最近の1枚 TVK鶴見中継局

今月の○○
撮影:2018年7月19日 横浜市鶴見区 TVK鶴見中継局
夏の暑いさなか、三ッ池公園までやってきました。
tvkの親局って、こんなにいい場所にあるんですね。

(初出:350ml.netトップページ 2018年10月19日)
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