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スカパーJSAT 横浜衛星管制センター
撮影:2019年12月11日 横浜市緑区 スカパーJSAT 横浜衛星管制センター

直径11mの巨大なものから小型のものまで、パラボラアンテナが約50個も林立!
ここから衛星に向けて電波を送信したり、衛星の制御を行ったりしているそうです。

(初出:350ml.netトップページ 2020年3月18日)
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生活

メッセンジャーバッグのプラスチックバックルを交換

愛用しているメッセンジャーバッグ、TIMBUK2「Classic Messenger Bag」のプラスチックバックルのオス側が折れてしまいました。
Classic Messenger Bagはライフタイム保障なので、$30+アメリカまでの送料だけで修理することができるのですが、バックル交換ぐらいだったら自分でもできそうなのでやってみることにしました。

このプラスチックバックルの正体を探る


まずは壊れたプラスチックバックルを観察するところから。
オス側の表には「STEALTH」、裏には「N WOO JIN DURAFLEX」と書かれています。
メス側の表はツルツルに近い梨地で、裏には「WOO JIN D-FLEX STEALTH 25mm」と書かれてます。
ネット検索と、メーカーのカタログ・問屋さんのウェブサイトと照らし合わせてみたところ、「DURAFLEX Stealth Side Squeeze Buckle 25mm」という製品であることが判明しました。
DURAFLEX High Release STEALTH 25mm
バラ売り版の「DURAFLEX High Release Stealth 25mm」

これは香港のDuraflexグループの「DURAFLEX STEALTH」シリーズのプラスチックバックルで、かつては韓国のWOO JIN Plasticが韓国で製造し、アジア地域で独占販売をしていました。
WOO JIN Plasticは2008年8月にDuraflexグループから離脱したため、現在はDuraflex Hong Kong(旧 Unitex International Button Accessories)が独占販売権を引き継ぎ、工場を中国・ベトナムに移して製造しています。
ちなみに、北米地域ではDuraflexグループの企業でアメリカのNational Moldingが、ヨーロッパ地域ではイタリアのNational Molding Italiaが製造・独占販売をしています。

DURAFLEXブランドの製品は、製造している会社・販売地域は違っても、製品としては同じものだそうです。

東急ハンズ・好日山荘で発見


Duraflexのプラスチックパーツは、アウトドアブランドの製品ではよく使われているそうなので、補修部品が出回っているはずだと踏んで探してみました。
まず100円ショップ・大型手芸店を探してみましたが、メーカー不詳の角型(おそらくYKK製のLB20(ベルト幅20mm))ものか、日本のNifco製のプラスチックバックルしか置いていませんでした。
次に大型量販店を探してみましたが、ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ディスカウントショップのリュック売り場では、補修パーツの取り扱いはありませんでした。
もしかしたら…という期待を込めて、東急ハンズを探してみたところ、リュック売り場の一角で発見しました。
サイドリリースバックル
WALK ABOUT「サイドリリースバックル」(三信製織株式会社)¥210

WALK ABOUTの「サイドリリースバックル」という商品です。
よく観察してみると、メス側の裏には「UTX D-FLEX STEALTH」と書かれています。
「UTX」はUnitex International Button Accessories(現 Duraflex Hong Kong)の略称で、なおかつ「D-FLEX」の表記もあるので、これは中国もしくはベトナムの工場で製造された「DURAFLEX」シリーズの商品であることは間違いありません。
ちなみに私は、メス側がクイックアタッチ型になっているものを買ったのですが、オス側は通常のものと同一形状なので問題なく使うことができました。

WALK ABOUT「サイドリリースバックル」は、三信製織のネットショップ「カジュアルショップ サンシャイン」でも販売されています。ただしこちらはアメリカ製です。

カジュアルショップ サンシャイン(楽天市場)
 → サイドリリースバックル 片引きタイプ 25mm幅テープ用(一個) No.2102 ナショナルモルディング製プラスチックバックル

ちなみにアウトドア用品専門店の好日山荘にも寄ってみたところ、別の会社の製品でしたが、ほぼ同じものが売られていました。
修理用サイドスクイーズバックル
Mochizuki Outdoor Tools「Natural Spirit 修理用サイドスクイーズバックル」(株式会社モチヅキ)¥220

ただしメス側のベルト通し部分は、取りつけが容易なクイックアタッチ型です。
前述のようにオス側は通常型なので、オス側の交換であれば問題なく使えます。

Amazon.co.jp
NaturalSpirit 修理用サイドスクィーズバックル

ちなみに手芸系の問屋さんのサイトをのぞいたところ、大量購入が前提ですが、 Duraflex Hong Kongの「DURAFLEX STEALTH 25mm」の卸値は、オス・メスセットで100円ぐらいでした。
単価が低くてあまり売れる商品ではないということを考慮して必要経費・利益を乗せると……まぁ、妥当な価格かな。

なお壊れたバックルの取り外し方は、ベルト通しの部分のプラスチックをニッパーで切断してベルトを外すだけです。
また新しいバックルのはめ方は、オス側の場合はバックルの表裏に気をつけながら、ベルト通しにベルトを押し込むだけです。
メス側の場合は、クイックアタッチ型のものを使えば、ベルト通しの隙間から中にベルトを押し込むだけで大丈夫です。縫いなおす必要はありません。

DURAFLEX STEALTH 20mmの互換品


ちなみにチェストストラップに使われている「DURAFLEX STEALTH 20mm」(表にはSTEALTH、裏にはUTX D-FLEXと表記)の交換には、100円ショップのキャンドゥセリアで売られている、セイワ・プロの「リュック肩ズレ防止ベルト」に使われている、メーカー不詳のバックルが流用できます。
修理用サイドスクイーズバックル
「リュック肩ズレ防止ベルト」(株式会社セイワ・プロ)¥100


Amazon.co.jp
リュック 肩ズレ防止ベルト

見比べればわかるのですが、これに使われているプラスチックバックルは「DURAFLEX STEALTH 20mm」のコピー品です。
細かく見るとエジェクタピンの位置が違ったり、レール部分の高さが若干低くなっていることがわかります。
はめた時の手ごたえもわずかに違いますが、そう言われなければまったくわからないレベルです。
コピー品とはいえ、このクオリティは侮れないなぁ…

DURAFLEX STEALTH 20mmと、リュック肩ズレ防止ベルトのバックル
DURAFLEX STEALTH 20mmと、リュック肩ズレ防止ベルトのバックル

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インターネット / サイト管理

NURO光からXREAのサーバまでの経路

自宅の回線(So-netのNURO光)から、このブログが置いてあるXREAのサーバまでの経路ってどうなってるんだろう?と疑問に思ったので、tracerouteして、JPNIC WHOISで通過するネットワークを調べてみました。

ざっくりいうと、自宅 → NURO光(So-net) → BIGLOBE → GMOインターネット(大阪) → XREA という経路でした。

まずは、tracerouteの結果(一部伏せ字にしています)。
 1  <1 ms  <1 ms  <1 ms 192.168.0.1
 2   3 ms   3 ms   3 ms fp**f*****.knge***.ap.nuro.jp [118.240.***.***]
 3   2 ms   2 ms   2 ms 118.238.199.130
 4  18 ms   4 ms   4 ms 39.110.252.169
 5   8 ms   5 ms   5 ms 202.213.193.88
 6   3 ms   3 ms   3 ms 210.147.255.109
 7   3 ms   3 ms   3 ms 133.208.191.11
 8   4 ms   4 ms   4 ms 133.208.55.50
 9   4 ms   4 ms   4 ms unused-133-130-015-093.interq.or.jp [133.130.15.93]
10  11 ms  11 ms  11 ms b-osk-e5-7-1-2-e-0-1-0.interq.or.jp [157.7.40.202]
11  11 ms  11 ms  11 ms unused-133-130-004-033.interq.or.jp [133.130.4.33]
12  11 ms  11 ms  11 ms unused-133-130-004-038.interq.or.jp [133.130.4.38]
13  13 ms  12 ms  13 ms 133.130.5.133
14  11 ms  10 ms  10 ms s23.xrea.com [150.95.8.123]


JPNICのサイトでネットワーク名を調べてみると、
 1 自宅内

 2 SO-NET (118.240.64.0/19 So-net)
  ※自宅内とNURO光の内部回線との接続点
  かつてUSENに割り当てられていたIPアドレス帯 プロバイダ事業の譲渡で取得

 3 SO-NET (118.238.199.0/24 So-net)
  ※NURO光の内部回線
  かつてUSENに割り当てられていたIPアドレス帯 プロバイダ事業の譲渡で取得

 4 SUBA-43-283 (39.110.252.0/24 So-net)
  ※NURO光専用? サブアロケーションアドレス
  APNICから割り当てを受けたIPアドレス帯

 5 SINFONY (202.213.192.0/21 So-net)
  ※So-netの基幹回線? SinfonyはSo-netの前身

 6 NEC-MESH (210.147.0.0/16 BIGLOBE)
  ※BIGLOBEと他社回線との接続点?
  MESHはBIGLOBEの前身 NECはかつての親会社

 7 NECINET08 (133.208.0.0/16 BIGLOBE)
  ※BIGLOBEの基幹回線?

 8 NECINET08 (133.208.0.0/16 BIGLOBE)

 9 GMO-NW-INFRA (133.130.15.0/24 GMOインターネット)
  ※GMOインターネットグループと他社回線との接続点?
  かつてジャストシステムに割り当てられていたIPアドレス帯

10 interQ (157.7.40.0/24 GMOインターネット)
  ※interQはGMOインターネットの旧称 設置場所は大阪?
  かつて放射線影響研究所に割り当てられていたIPアドレス帯

11 GMO-NW-OSAKA (133.130.4.0/24 GMOインターネット)
  ※大阪のネットワーク?
  かつてジャストシステムに割り当てられていたIPアドレス帯

12 GMO-NW-OSAKA (133.130.4.0/24 GMOインターネット)

13 SUBA-158-008(133.130.5.0/24 GMOインターネット)
  ※サブアロケーションアドレス
  かつてジャストシステムに割り当てられていたIPアドレス帯

14 OSAKA-DIGI(150.95.8.0/23 GMOデジロック)
  ※大阪のサーバ?
  かつて計算流体力学研究所に割り当てられていたIPアドレス帯
※IPアドレスの来歴は、JPNICのIPv4アドレス移転履歴を参照しました。

老舗ISPのSo-netとBIGLOBEがアクセス交換のためにプライベートピアリング(直接接続)してたり、BIGLOBEとGMOインターネットがプライベートピアリングしてたり、GMOグループのサーバはGMOインターネットのネットワーク内にあったりと、知らないことだらけでした。

ちなみに同じGMOグループのペパボのサーバも調べてみましたが、東京にサーバがあるからなのか、GMO-NW-OSAKAを通らず、 GMO-NW-INFRA → interQ → GMO-NW-INFRA → PB-HOSTING という経路でした。
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PC・家電 / 技術

インクジェットプリンタ用OHPシートを、レーザープリンタで使っちゃダメ?

とあるブログで、100円ショップのUVレジンを使ってスタンプを自作する方法が紹介されていました。
UVレジンの上に白黒反転した図柄を印刷した透明シートを乗せ、上から紫外線をあててレジンを硬化させ、紫外線が当たっておらずレジンが固まっていない部分を洗い流すと凸版ができるので、それをスタンプにするという方法です。

ちなみにフレキソ印刷では、UVレジンの代わりに感光性樹脂凸版(Photopolymer Printing Plate)※を使って版を作っているのですが、これと同じ原理ですね。
なお余談になりますが、この樹脂版を、自家製のレタープレス(活版印刷)に利用している人もいるようです。

※メーカーによっては「水現像ナイロン系感光性樹脂凸版」・「液状感光性樹脂版」・「水現像レタープレス感光性樹脂版」とも呼ばれている。商品名は、東洋紡「プリンタイト」・東レ「水なし平版」「トレリーフ」・富士フィルムグローバルグラフックシステムズ「富士トレリーフ」・東京応化工業「リジロン」・旭化成イーマテリアルズ「APR」・Miraclon(旧Kodak)「Miraclon」など。

レーザープリンタで、インクジェットプリンタ用OHPシートは使えないの?

樹脂版は感光性樹脂凸版の入手が難しい上に安くはないので、まずはUVレジンを試してみようと決めました。
まずは図柄を印刷した透明フィルムを用意しなければいけません。
デザインをパソコンで作る場合は、インクジェットプリンタ用のOHPシートが利用できるそうです。
ただし我が家にあるのはレーザープリンタで、レーザプリンタ対応のOHPシートはメーカー取り寄せになるうえに、割高でした。
家電量販店にある、透明ラベル作成キットなどが活用できないかと考えて探してみましたが、こちらもレーザプリンタに対応した商品はごくわずかで、割高でした。
そこでインクジェットプリンタ用のOHPシートを、レーザプリンタで使えないかどうかを調べてみました。

インクジェットプリンタの印刷の原理

まずは、インクジェットプリンタ・レーザプリンタの印刷の原理を理解することから始めます。
インクジェットプリンタは、紙に液体インクを直接吹きつけ、紙にインクを吸収させることでインクを定着させます。

レーザプリンタの印刷の原理

一方レーザプリンタは、粉末状のトナーを静電気の力で紙の上に乗せます。
そして定着ローラーでトナーを加熱して溶かし、同時に加圧ローラーで紙に押しつけることでトナーを紙に接着させています。
ちなみにレーザプリンタから出てきた紙がほんのり温かかったり、レーザプリンタの消費電力が大きめなのは、定着ローラーの加熱工程が原因です。
トナーの成分表
トナーの成分の一例
「安全データシート PR-L5850C-12/PR-L5850C-17 トナー(マゼンタ)」(日本電気、2017年10月)より

ここで気になったのは、トナーを解かす温度です。
OHPシートの耐熱温度と、何か関係がありそうな予感がします。

トナーを溶かす温度を調べてみましたが、機種・紙の厚みにもよりますが170℃前後のようです。
しかし、あるプリンタのマニュアルで、「使用できない用紙」の中に気になる記述を発見しました。
耐熱性(230度)のない特殊加工をしてあるもの
(「C301dn/C312dn C511dn/C531dn ユーザーズマニュアル セットアップと使い方編」沖電気、2012年7月、53ページ より)

厚紙に印刷する場合は200℃程度まで温度を上げることがあるそうなので、用紙の耐熱温度は多少の余裕をみて230℃に設定されているのだと思われます。

OHPシートの耐熱温度と表面加工

次に、OHPシートの耐熱温度について調べてみました。
まず手書き用のOHPシートの耐熱温度は、安価なポリエステル製では70~90℃です。
一方、プリンタ用のOHPシートは、インクジェットプリンタ用はペット樹脂と書いてありますが、詳細な種類は書いていません。
おそらく安価な非晶性ペット樹脂(A-PET)だと思われます。耐熱温度は70℃です。
またペット樹脂は水性インクをはじいてしまうので、表面にインクを吸収しやすくするプライマーが塗られています。
しかしプライマーも万能ではないので、プラスチック系樹脂を染めやすい染料インクが指定されていることが多いようです。

レーザプリンタ用もペット樹脂と書いてありますが、詳細な種類は書いていません。
トナーの温度から考えると、結晶性ペット樹脂(C-PET)が使われているはずなので、耐熱温度は220℃です。
前述のレーザプリンタのマニュアルにあった、用紙の耐熱温度230℃と大差ないので、まず問題にならないと思います。

結論:レーザープリンタで、インクジェット用OHPシートを使っちゃダメ

前述のように、レーザプリンタのトナーを溶かす温度は170℃前後であることから、耐熱温度が70℃の手書き用・インクジェットプリンタ用のOHPシートを使うと、OHPシートが溶けて定着ローラーと加圧ローラーに付着する恐れがあるので、やめたほうが良いことがわかりました。
割高でも、レーザープリンタ用のOHPシートを買いましょう。

ただ、レーザプリンタでインクジェット用OHPシートを使ってみたけど大丈夫だったと書かれているブログがいくつかあるのが気になります。
今は大丈夫かもしれないけれど、どう考えても故障の原因にしかならないのでやめたほうがよいでしょう。
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