新サクラ大戦の舞台版キャストによるライブコンサート、「新サクラ大戦 the Stage ~桜歌之宴・彩~」の千秋楽を見に行ってきました。
3月21日に開催したライブコンサート「新サクラ大戦 the Stage ~桜歌之宴~」に引き続き、会場は有楽町のヒューリックホール東京でした。
今回はロビーでの田中公平先生のお出迎えはありませんでしたが、Twitterを見たところ連日会場にいらっしゃっていたようです。
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の解除が目前で、劇場などを対象とした規制も緩められたということもあり、今回の座席配置は1席空けの千鳥配置ではありませんでした。
1席空けだと前・後・隣を気にせずゆったり座れてよかったのですが、主催側としてはチケット収入や物販収入がその分減ってたので今回は助かったのではないかと思います。
舞台・ライブを継続して続けるには適正な利益をあげて実績を作る必要がありますからね。
いつまでもゲームの宣伝費名目で、これにお金をつぎ込むわけにはいきませんから。
…と言ってもこの手の活動って、物販が完売して収支トントンか、少し足が出るのが現実だったりするようですが。
さて客席のほうを眺めて見ると、前回同様に若いファンが目立ち、私のようなオールドファンは少数派でした。
それもそのはずで、前作からかなり年月が経っていますからね。
ただファンの新陳代謝が働いているのはいいことです。
その反面、昔からのサクラファンはどこ行ったのだ…と寂しく思いました。たぶん仕事・家庭の都合がつかなくて、配信で見てるのかもしれませんね。
今回は3月のライブコンサートの再演という形で行われました。
前回も見に行ってるので、安心してみることができました。
前回は、前半も後半も歌と踊りで精いっぱいって雰囲気だったのですが、今回は前半部分は余裕とまではいきませんが、なんとかこなせるようになってきていました。
ただ後半部分は前回より良くやっていますが、まだまだ精一杯な感じが…
初演である2020年11月の舞台「新サクラ大戦 the Stage」を含め、2021年3月27日のAnimeJapan 2021のセガステージでの「舞台『新サクラ大戦 the Stage』スペシャルステージ」でのミニライブ、7月28日の「田中公平作家生活40+1周年記念コンサート」のゲスト出演で場数を重ねてきたせいか、前回よりもぐっと花組らしさと魅力が増してきているような気がしました。
しかも花組さんたちは、個々のレベル差が縮まってきているように思います。
そんな中、今回は片山萌美さん演じるすみれさんが、さらにすみれさんらしくなっていてとても素敵でした。
ただ、前回同様にスリットから見えるおみ足が…
どうしてもそっちに目がいってしまうので、もうちょっとスリットの開きを控えめにしてただけると助かります。
またアンサンブルの芽組さんたちも、相変わらずレベルの高いダンスでした。
しかも今回はさらに気合いが入っており、キャストを食わんかという勢いでライブコンサートを盛り上げていました。
前回は、頑張りの割に活躍の場が少なかった芽組ですが、今回は活躍の場も増えていて、芽組ファンの私としてはとても嬉しかったです。
千秋楽 夜公演で歌った「あたし泣いちゃいます」も、とてもよかったです。
元は帝劇三人娘の曲なのですが、大人数で歌うのもありですね。
ちなみに昼公演では前回同様に「恋の発車オーライ!」を歌ったそうですが、そっちも聞いてみたかったなぁ。
前回同様に花組が歌う「花の戦士」(初出:PS2「サクラ大戦 ~熱き血潮に~」)は、もう舞台 新サクラ大戦が貰っちゃってもいいんじゃないかってぐらい、前回同様に格好良くてハマってました。
アナスタシアとさくらちゃんの「愛ゆえに」には、原曲のマリアとさくらさんとはまた違う魅力があり、震えてしまいました。
あざみ・クラリスの「つばさ」も素敵だったのですが、私にとっては田中公平バージョンの印象が強く、原曲を含めて3バージョンが頭の中で混ざって、なんだか複雑な気持ちでした。
前回登場したすみれさんの新曲「舞台の神様」も、かつて花組のトップスタァだった過去の栄光を引きずっておらず、経営者の立場となりながらも帝劇や今の花組も愛しているすみれさん、というを実感できる歌でよかったです。
「夢のつづき」は歌謡ショウではいつもラスト前に歌う曲なので、前回はまだ途中なのに「この曲で終わりなのか…」というさみしい気持ちが沸き上がってきてしまったのですが、今回はなんとか自分は慣れたようです。
ただ油断しているとさみしい気持ちがわいてきそうなので、まだ終わりじゃない…と自分に言い聞かせないと聞けないかな。
花組だけで歌う「新たなる」もよかったのですが、オリジナル版と同様にユイ・ランスロット・エリスも加わったバージョンが聞きたくなってしまいました。
ただ次回12月の舞台「新サクラ大戦 the Stage ~二つの焔~」のでは、追加キャストとしてユイ・ランスロット・エリスも登場するので、こちらに期待大です。
ただしかし、朧さまの曲がないのがなんとも残念。
ただその分、毎公演の前説で毎回違う曲の歌詞を自分のことに置き換えて勝手に歌い、また千秋楽ではそれらをすべてメドレーにして披露してました…
原作では中ボスクラスだったのですが、舞台だとどんどん愛され敵キャラになってますね。
舞台版のどのキャストの歌もとても素敵なので、なんとかCD化してくれないかなぁ。
コロナ禍ということで終演時間厳守ということもあり、今回もアンコールは無しで寂しかったです。
ただ客電がついて終演のアナウンスがあった後、観客が自然に感謝の拍手するという伝統は今でも残っていて、あぁこの雰囲気こそがサクラ大戦の舞台なんだよなぁと、しみじみしてしまいました。
12月には新作の舞台「新サクラ大戦 the Stage ~二つの焔~」を開催することが決定しており、また新曲もあるということで、私の生きる上での楽しみがまたひとつ増えました。次回は北千住の丸井の中にある「シアター1010」での開催です。
今回は上海華撃団・倫敦華撃団も登場するということで、さらに期待しています。
「新サクラ大戦 the Stage」公式サイト
→ https://shinsakura-stage.com/
セットリスト
M01:檄!帝国華撃団<新章>/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス
M02:スタァ誕生/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス
M03:女!!祭りの心意気/東雲初穂
M04:忍者あざみ/望月あざみ
M05:帰れる場所/アナスタシア・パルマ
M06:輪舞/クラリス
M07:乙女なんですよ/天宮さくら
M08:桜夢見し/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス
M09:宝島~勇気の旗を~ /東雲初穂、アナスタシア・パルマ
M10:つばさ/望月あざみ、クラリス
M11:春よ来い春よ/天宮さくら
M12:銀座行進曲/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス
M13:花咲く乙女/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス、神崎すみれ
M14:舞台の神様/神崎すみれ
M15(昼):恋の発車オーライ!/芽組
M15(夜):あたし泣いちゃいます/芽組
M16:奇跡の鐘/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス
M17:夢のつづき/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス
M18:花の戦士/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス
M19:新たなる/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス
M20:檄!帝国華撃団<新章>/天宮さくら、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリス、神崎すみれ