数年前から、祝日に限って特別番組として「ジャパネットたかた」の通販番組をやっていたのですが、とうとうレギュラー化。
「ラジオリビング」・「快適生活ラジオショッピング」も含め、ラジオ通販3社体制かぁ…
健康食品の通販CM・司法書士法人のCMまみれの地方局に比べたらまだましだけど、ニッポン放送ですら通販番組が増えるということは、ラジオ局の経営が辛い状況になってるって証拠かなぁ。
ラジオリビング
ニッポン放送の通販番組と言えば、 月-金曜日の日中に放送している「ラジオリビング」(ニッポン放送プロジェクト)。1976年放送開始で、長年の独壇場でした。
ニッポン放送の100%子会社 ニッポン放送プロジェクトがやっているということで、ニッポン放送とその関連会社からの出向者が制作していたり、商品紹介をアナウンサーやパーソナリティがやっていたり、商品カタログのモデルとしてアナウンサーが出演していたり、また過去にはニッポン放送女子アナカレンダーの通販も担当していたり(現在はニッポン放送らくらくチケットが担当)と、ニッポン放送と非常に密接な関係という印象が強いです。
また販売員が登場することはまれで、登場しても地方の食品メーカーの社長さんだったりします。
口調もおとなしいため、さらっと流し聞きできて違和感はありません。
フジサンケイグループの事業の一環として始まったという事情もあり、たまにフジテレビ系のディノス・セシールや、フジテレビフラワーネットとの共同企画も行われます。
親会社の信用力を使って商売しているため品質に気を使っているようで、素性のよくわからないメーカーの商品を扱うことはなく、また他のネット通販と比べても妥当な価格設定にしているようです。
快適生活ラジオショッピング
夕方の「ザ・ボイス」の中で「快適生活ラジオショッピング」(ライフサポート)を放送しています。2010年1月12日放送開始で、パーソナリティは元ニッポン放送のアナウンサーが担当し、ライフサポートの販売員との掛け合いで進行。
現在は、月-木曜日は販売員が単独で、金曜日は元 局アナと販売員との掛け合いで進行しています。
口調は妙な強調があって耳障りで、しかも後半は掛け合いをやめて一方的にまくしたてるので、非常にうるさいという印象です。
取り扱い商品は、ディスカウントストアで売っていそうな安価な商品が多いです。
しかしアルカリ乾電池用の充電器を紹介していた時は唖然としました。
一次電池を充電すると破裂する恐れがあるので、どのメーカーも充電禁止と言っているのに…
ジャパネットたかた ラジオショッピング
土曜日夕方の「スイスイサタデー〜カロ・ソリーゾ!」の中で「ジャパネットたかた ラジオショッピング」(ジャパネットたかた)を放送しています。2017年7月1日放送開始で、パーソナリティが元 局アナということもあり、パーソナリティと販売員との掛け合いで進行。
後半は販売員だけが一方的に喋りまくる「快適生活ラジオショッピング」と違い、全編にわたって掛け合いが続きます。
ちなみに、とある地方局の「ジャパネットたかた ラジオショッピング」では、セールストークよりも掛け合いのほうが面白かったりもします。
口調はつま先立ちで前のめりといったイメージ。
前社長 高田明さんの不完全なモノマネの域を出ず、相手の反応に合わせてしゃべれない販売員もいるのが残念。
取扱商品は有名メーカーの商品が多く、基本的に全国共通。
そのせいか家電量販店と比べても、やや割高な商品が多い印象があります。
ただし、スタジオやコールセンター・物流センターまで、一貫して自社・子会社で賄っているという自前主義はスゴイ!
なかなか、こんなことはできません。