今までカナル型イヤホンを使っていたのですが、先日コードの皮膜が切れてしまい(椅子で踏んでしまったときの傷口から……)、またイヤーピース(ゴムの部分)も外れやすくなり、片方を紛失してしまったため、新しいイヤフォンを購入しました。
いつもイヤホンは1年位しか持たないので、高価なものは避けたいということで、オーディオテクニカのATH-CK32を購入しました。
音質にはこだわらないほうなのですが、以前はオープンエアー型のソニーのNUDEシリーズがお気に入りでした。
あまり重低音がうるさくなく、高音がよく伸びるイヤホンが欲しいなと思っていましたが、当時の私が知る限りではソニーのNUDE以外には安価で好みのイヤホンがなかったので、ずっと使っていました。
その後アームレスヘッドホン(耳掛け型 これもソニー)を使ってみたのですが、長時間使うと耳が痛くなり、また眼鏡をかけていると使いづらかったです。
ということで、約1年前にカナル型を買ってみました。
初めて購入したカナル型は、値段の割には高音がよく伸びているという評判だった、オーディオテクニカのATH-CK5でした。
たしかに高音が伸びていましたが、私にとっては高音がきつくて(重低音はNUDEよりもやや強いが許容範囲内)長時間聞くと精神的に疲れました。
シャトルループが合わないという人もいるようですが、私にとっては耳穴のベストポジションに固定することができ、外れづらくなってよかったと思います。
で、今回買ったATH-CK32は、ATH-CK5よりも性能が劣るとの評判でした。
エイジング前の状態では高音もそれほどあまり伸びていなかったのですが、10時間ほどエイジングした後は少しだけ伸びたかなという程度。
低音域はやや広がったので、音の伸びがよくなったように感じました。
またはっきりしていなかった中音域が、高音・低音域に引きずられるように前に出てきて、しっかり聞こえるように感じました。
しかしATH-CK5と比較すると、無音時のホワイトノイズが大きく聞こえるのが難点。
全体的にみると、ATH-CK5に比べて快適に聞きやすい、私好みのイヤホンでした。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)