今夏は精力的に読書をするようにしたので、積読状態の本が大幅に減りました。
数えてみたところ、約3ヶ月で21冊(ライトノベル14冊、コミック6冊、ファンブック1冊)でした。
しかし発売から1年遅れで読んでいる状態には変わりなしです。
精力的に読んだ分、ネットラジオ・未視聴のアニメが大量に溜まってしまいました……
今後は、一般の文芸書の読書量を増やしていくことが課題です。
しかし積読がまだ約30冊もあるので、それを消化するだけで精一杯だろうなぁ。
ライトノベル
デュアン・サークII(7)烈火錯乱〈上〉 (深沢美潮 メディアワークス ISBN:4-8402-3518-X)
デュアン・サークII(8)烈火錯乱〈下〉 (深沢美潮 メディアワークス ISBN:4-8402-3637-2)
★★★★★
6巻を読んだのが2年前なので、設定やストーリーが忘却のかなたに埋もれかかって……
しかしハリーポッターシリーズにはかなわないものの、電車を乗り越しそうになるほど夢中になって読むことができました。
7巻には、オルバの元妻アズルが登場。アズルは、オルバのことを本当に愛しているからこそ別れたのでしょう。
アズルにとって、オルバは男女関係を超えた完全な信頼関係にあり、オルバもまた同じように信頼しているのだと思います。
しかし、オルバと出会った頃はひょろひょろで弱っちかったデュアンも、DS IIになってからはたくましく成長したと感じましたが、アニエスも精霊使いとして成長していました。
実戦経験がなかったせいで、7巻登場時にLv.0だったのは、9巻頭ではLv.6になってました。
それに引き換え、ルルフェットはまだLv.1。
もしかしてルルフェットが恋する乙女になりつつあるところと、レベルアップは連動しているのでしょうか?
最後に小さいオパールにびっくりしましたが、緩慢な動き・しゃべりは、あの巨体に比例していたからのようです。
デュアン・サークII(9) 堕ちた勇者〈上〉 (深沢美潮 メディアワークス ISBN:4-8402-3840-5)
デュアン・サークII(10)堕ちた勇者〈下〉 (深沢美潮 メディアワークス ISBN:4-8402-4064-7)
★★★★★978-4840240642
生死にかかわる大切なことはパーティーのみんなに黙ってはいけない(いざというときに頼りにならず、パーティ全滅の危機につながるから)という話は、FQでもDSでも何回も出てきています。
にもかかわらず、デュアンはまた同じ過ちを繰り返しました。
さらにみんなを心配させないようにと思い単独でオパールの元へ行こうとしますが、それが逆に皆に大きな心配をかけてしまいます。
しかしアニエスは本当に正義感が強く、仲間思いの女の子ですね。デュアンとは、何があっても一生親友として付き合っていくんでしょうね。
9巻で、バウワウの森の話が出てきましたが、あれはFQネタですね。懐かしいです。
ゼロの使い魔(3) (ヤマグチノボル メディアファクトリー ISBN:4-8401-1196-0)
★★★☆☆
アニメを見ていたのでストーリーを知っていたのですが、原作は別の味わいがあります。
2巻までで感じた違和感もかなり薄れ(気のせいかも知れませんが、前巻までと書き方を変えているような気がします)、アニメとは別物と割り切って楽しく読めるようになってきました。
ずっと我慢していましたが、才人の「キ、キモくてごめんなしゃい」はこらえきれずに笑ってしまい、とうとうゼロラジの名台詞(?)「日野ちゃま、キモ〜イ(笑)」と突っ込みを入れてしまいました。
しかし原作の才人は、エロくてモテモテだなぁ。
陰からマモル!(9)伊賀娘たちが来た! (阿智太郎 メディアファクトリー ISBN:978-4-8401-1776-0)
★★★☆☆
山芽と、4巻に登場したイナゴ・鮎花が、3本立てのすべての話に出てきます。
第1話では、ダミーのハバネロスペシャルケーキがこっそりお買い上げされてしまうのですが、この部分で話の流れに違和感を感じました。おそらくハバネロスペシャルケーキのネタを入れるために、ストーリーを変更したのではないかと思われます。
しかし、イナゴと鮎花のイラストが本文中の描写と違うような気が……
あと95ページの挿絵は、明らかにある意図を持って描かれていますが、陰マモにそれを期待するっていうのは野暮ってもんですよ。
3話目は個性的なキャラクターが出てくるのでイナゴ・鮎花の印象が薄くなってしまいました。3話目にも出す必要はなかったのでは?
陰からマモル!(10) プリンセスアイリーン (阿智太郎 メディアファクトリー ISBN:978-4-8401-1890-3)
★★★★☆
愛里が王子様と結婚させられそうになる話、愛里との出会いの話、マモルの正体がばれる話の3本立てです。
9巻で愛里がデレに傾きつつあったので進展を期待していましたが、10巻でとうとう告白がきました。
しかも愛里に正体がばれるという大失態つき。
しかし、マモルの恋愛関係の鈍感さと、騒ぎドサクサと輪巣零猿(わすれさる)の術で、うやむやに…
陰マモらしいっていえば、陰マモらしいのですが、なんだか残念。
あとがきにあった、没になったプロトタイプの方も面白そうな内容なので、機会があれば読んでみたいと思いました。
トラジマ!(1) ルイと栄太の事情 (阿智太郎 アスキー・メディアワークス ISBN:978-4-8402-3942-4)
★★★★☆
「♪鬼のパンツはいいパンツ つよいぞ〜 つよいぞ〜」ってなお話です、マジで。
阿智さんのしょーもないセンスが効いてます。
今のところキャラ見せと、日常の中で起きた騒動だけなので、今後のストーリーが楽しみです。
森口織人の陰陽道(1) (おかゆまさき アスキー・メディアワークス ISBN:978-4-04-867179-8)
★☆☆☆☆
この原作小説と、コミック「森口織人の帝王学」の連載が同時進行で、しかもストーリーが分岐でする、プチメディアミックス企画です。
おかゆ先生の新作だから期待していたのですが、この文章・内容で、よく刊行できたなというのが本音です。
第1章は、「撲殺天使ドクロちゃん」のときのようにインパクトを狙ったようですが、いろんな要素を詰め込みすぎで消化できいません。
あきらかに読者を混乱させています。
第2章以降は、「撲殺天使ドクロちゃん」テイストが加わったり、アクションシーンが出てくるので、多少読みやすくはなりますが……
あとエロシーンはインパクトが強いので、もう他の部分とのバランスを考慮してほしいです。
あとがきは、キャラクターの対談形式になっていますが、文芸部の部誌レベル。作者ネタや、オチていないオチはやめてください。
ストーリーに余裕を持たせないと、コミックスとの連動が難しいのでは?
省いても支障のない小ネタやエピソードをたくさん盛り込まないと、コミック版で全編駆け足なストーリーにならざるを得なくなると思います。
はにかみトライアングル(5) (五十嵐雄策 メディアワークス ISBN:978-4-8402-3804-5)
★★★☆☆
美亜のお父さんがやってくる話、霊力の乱れを調べるため夜の学園に行く話、奈々を追いかける女の子を諦めさせるために弘司と奈々がデートする話、世界に混沌をもたらす「妃」が現れる話の4本立てです。
妃が奈々の飼い犬 マルチーズのシャルロットに封印されていたことがわかり、なおかつ妃は記憶喪失になっていました。しかし弘司になついている様子。
ということで、弘司を囲んでのほほんハーレムのキャラは5人(1匹と1羽と1柱と1人と1頭)になってしまいました。いずれ妃と対立することになるのですが、のほほんな雰囲気がいつまで続くのかが気になります。
はにかみトライアングル(6) (五十嵐雄策 メディアワークス ISBN:978-4-8402-4029-1)
★★★☆☆
最終巻直前ということで、ラストがシリアスな引きで終わったり、いままであまりなかったネットネタやサービスシーンがあったので、ちょっと戸惑ってしまいました。
シャルロットと美亜には仲良くなってほしかったのですが、そうもいかないようです。
最終巻を楽しみにしたいと思います。
乃木坂春香の秘密(6) (五十嵐雄策 メディアワークス ISBN:978-4-8402-3880-9)
乃木坂春香の秘密(7) (五十嵐雄策 メディアワークス ISBN:978-4-8402-4115-1)
★★★★☆
アニメ放送中だったので、優先度を上げて重点的に読んでみました。
6巻で冬コミ・初日の出イベントと、立て続けに大きなイベントを2つ通り、7巻では温泉で遭難イベントと、。
温泉地では「私立ノクターン女学院ラクロス部」のイベントが行われていたのですが、「のとまみ〜」や「司会らしきプロデューサーの男の人」(おそらく、偽まるさんのコト)が出てきたのですが、アニメ&ラジオネタですね。このネタに約10ページも費やされてました(笑)。
秘蔵の名酒「裸王光臨」というフレーズもあるのですが、どうしても裸王=nmkwという発想が…
いまさら気づいたのですが、作中に出てくる「プリンセス ナオちゃん」の元ネタって、電撃文庫MAGAZIN編集長&時雨沢恵一さんの担当編集者の小山直子さん?
「ドジっ子 アキちゃん」(上月司&深沢美潮さんの担当編集者の川本亜希さんが元ネタ)の例からすると、可能性は高そう。
オオカミさんと“傘”地蔵さんの恋 (沖田雅 メディアワークス ISBN:978-4-8402-3806-9)
★★★★☆
はた迷惑な学園三大デブの騒動と、赤頭巾さんとオオカミさんの出会い、地蔵さんの告白&デートからオオカミさんの記憶喪失へと、4つの話からなっています。
不敵な赤頭巾さんの作戦に翻弄される豚田三兄弟が哀れですが、自業自得ということでしょう。
花咲さんの態度もアレですが、地蔵さんもアレですなぁ… まぁ幸せになれたのなら、どんな関係でもいいんですけど。
しかし、かっこいいオオカミさんも好きだけれど、記憶喪失中のか弱げなオオカミさんもかわいいです。
**ファンブック
ARIA The ORIGINATION パーフェクトガイドブック (天野こずえ マッグガーデン ISBN:978-4-86127-510-4)
★★★★☆
アニメ最終回を見終えるまで読むのを我慢していたのですが、最終回になってしまうのが辛くてなかなか見られなかったため、やっと読めました。
今シリーズ全話の紹介と、キャスト・スタッフの座談会、設定画・ディスコグラフィー等が収録されています。
内容もさることならが、カバー裏とおまけマンガにも注目です。
長くなったので、次の記事「コミック編」に続きます。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)