2007年10月
MSXライセンシングコーポレーション?
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特許庁のサイトでとある商標について調べていたのですが、ついでにMSXロゴを調べてみたら権利者が「株式会社MSXライセンシングコーポレーション」(以下MSXLC)になっていました。
何者?
※記載されていた住所で検索してみたところ、普通の雑居ビルに入居しているようです。
そのビルにはソフト開発会社が入っていたのですが、この企業とMSXとは何か関係があるのでしょうか?
たぶん無関係だろうなぁ。
次にMSXLCをgoogleで検索してみたところ、任天堂のWiiのバーチャルコンソールの説明ページ(
http://www.nintendo.co.jp/wii/features/virtual_console.html)1件しかヒットしませんでしたが、そこにこんな一文を発見。
「MSX」はMSXライセンシングコーポレーションの登録商標です
このページの7/2付けのWebAchiveのキャッシュでは「MSXアソシエーション」(以下MSXA)と書かれており、HTTP応答ヘッダを信頼するならば、直近の更新日は今年の9/28でした。
ということで、MSXLCは7〜9月の間にMSXの権利継承者になったようです。
また、MSXLCはこの他にも1チップMSX・MSXPlayer・MSX-DOS・べーしっ君 等の商標権を持っていました。
「MSX MAGAZINE永久保存版2」にMSXAをNPO・有限会社化する案があると書かれていましたが、株式会社として立ち上げたようです。
ちなみに「MSXアソシエーション」という商標は、株式会社エフ・シー・マネジメント(会長は西和彦さん)が持っており、「MSX」の商標権の一部はバリューエクスチェンジ株式会社(西さんがプロデュースする、1ch.tvの運営会社)が持っていました。
さすがにMSXLCのホームページはないよなぁと思いながら、MSXLC.comにアクセスしてみたところ、ドメインが存在していました。
ドメインジャンキーが取得しているのかと思いきや、所有者はITNY&Partners(西さんがマネージング・ディレクターとして所属)。
またjp,net,org,biz,infoでも取得しており、ドメイン取得日は先月でした。
現段階では、どのドメインにアクセスしてもリンククラブのドメインパーキングにつながっていました。
MSXの今後の展開について、多少は期待していいってことですよね?
※2008/6/13追記
久しぶりに調べてみたところ、ITNYのサイトに記述がありました。2007年4月に、ITNYの100%出資で設立されたそうです。
※さらに追記
なんか邪推している人がいますが、私が某サークルのディスクマガジンを購読してたのは中学生の頃なので、関係者とのコネクションなんかある訳ないですよ(笑)。
ちなみに商標検索は、任天堂系ニュースサイトでよく使われているニュースネタの探し方だったりします。
MSXのロゴマークは、[MSXアソシエーション]の商標です。
※このクレジットは、MSXアソシエーションの「MSXロゴの使用条件」に基づいています。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
ユーザアカウント数 計測スクリプトの中身
サイト管理 / 技術
とある共有型レンタルサーバで、1サーバに詰め込まれているユーザ数を計測しているサイト(有志が運営する非公式サイト)があったので、配布されているスクリプトの中身を、えいやっと覗いてみたら、
cat /etc/passwd
してました。
そうか、パスワードファイル(過去の仕様との互換を保つのために存在しており、実際は別の場所にパスワードが記録されている)の行数を調べればいいのか!
この方法だとrootやデーモン等のアカウントもユーザ数にカウントされてしまいますが、たいして多くないのであまり気にする必要はない。
今回のネタの検証のために一時的にtelnet.cgiを使って確認してみたんですが、telnet.cgiって便利ですね。
でも、これはtelnetと同等の機能を持つため、不特定多数がアクセスできるWeb上に長時間設置するのは非常に危険な代物です。
以下、メモ。
アカウント数: /etc/passwd
ロードアベレージ: /proc/loadavg
連続稼働時間: /proc/uptime
受信バイト数: /proc/net/dev
送信バイト数: /proc/net/snmp
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
ブログパーツ置き場を探す
インターネット / 技術
よさげなブログパーツが配布されていたんですが貼り付け用のソースを見たら、geocitiesにアップされたファイルへの直リンクになってました。
これは規約違反っぽいなぁと思ったので、ちょいと調べてみたところ、やはり違反のようです。
ジオシティーズガイドライン
1. 禁止事項について
次に掲げる目的や用途のためにYahoo!ジオシティーズを利用することを禁止します。
(略)
9.利用の目的がYahoo!ジオシティーズが予定していない外部からの参照である使用
つまり、バナーの直リンク禁止と同じ論理です。
発想の転換
自分がブログパーツを作って配布するとしたら、どうすればいいのか考えてみました。
ブログパーツを利用者にダウンロードしてもらい、それを自身のブログの専用領域にアップロードして設置してもらい、更新情報だけをgeocitiesにあるデータファイルから拾ってくる(アップデート情報を自動通知するソフトと同じ仕組み)のはどうか。
しかし上記規約に抵触してしまいます。
他の無料ホームページサービスの規約を見ても、どこのサービスでもブログパーツ本体・データファイルの直リンクは、ファイル置き場扱いになるのでダメ。
しかしデータファイルだけなら、人間用にHTMLで更新データを作成し、ブログパーツがそれを勝手に解析して使っているということにすれば……
でもこれはグレーゾーンな使い方なので、サービス提供業者のさじ加減で黒になる恐れが高いです。
ISPのホームページサービスなら…
しかしインターネットサービスプロバイダのホームページサービスを使えば、限りなく白に近くなります。
プロバイダのホームページサービスの規約は、無料ホームページサービスよりもゆるいようで、直リンク・ファイル置き場・隠しファイルの禁止を明記しているところは、少なかったです。
私のサイトのアクセス解析によく出てくるプロバイダの上位10社を対象に調べたところ、個人向けホームページサービスの利用規約を確認できたのは7社でした。
そのうちの6社(OCN・au one net(旧DION)・ODN・@nifty・Biglobe・So-net)では、それらは禁止事項には明記されていませんでした。
なお残りの1社のYahoo!BBは、geocitiesを使用しているため、geocitiesの規約により禁止されていました。
特にOCNのホームページサービスでは、2005年前まで2ちゃんねる専用ブラウザ用の板一覧が置かれており、このためだけにOCNが特別にサーバ増強をしてくれたとか(昔マァヴさんが運営関係のスレでそう言ってた)。
なので、たいていのプロバイダなら、ブログパーツ本体・データファイルをプロバイダのホームページの置き、直リンクさせても使っても、大丈夫でしょう。
ただアクセス集中でサーバを重くしてしまうと怒られてしまいますが、大人気ブログパーツでもないかぎり問題ないかと。
それでもダメ&嫌なら…
プロバイダの規約で禁止されている・ホームページサービスがない等の場合は、無料ウェブログサービスを使うという方法があります。
主要ブログサイトの規約を確認したところ、動画・画像・音楽等のファイル置き場としての利用は禁止されていますが、テキストの倉庫利用・RSSフィードの利用については明記されていませんでした。
ブログサービスでは多少の負荷が発生するのは織り込み済みですし、RSSフィードを使えばデータの受信が簡単だし、しかもデータの更新が楽です。
抜け道って、結構あるものですね。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
音楽再生型のブログパーツの仕組みを調べてみた
インターネット / 技術
昨日に引き続き、ブログパーツの仕組みの分析です。
今回は、とある音楽再生型のブログパーツの仕組みを調べてみました。
ブログパーツの動作や製作者のコメントから推測すると、プレイリストを読み込み、それに従って音楽ファイルを読み込んで再生しているようです。
まず貼り付けたタグの中身はJavascriptでした((普通にembed・objectタグを使って貼り付けると、Windows XP SP2以降等のInternet Explorerで「このコントロールをアクティブ化して使用するにはクリックしてください」というメッセージが出てしまう。JavaScriptを使ってタグを書くことで回避できるのですが、ブログパーツ本体(FLASH)は とある企業の動画配信サイト上に置いてありました。
自社サイトに置いてしまえば転送量は会社持ちになるので、全く問題はないわなぁ。
参考記事:
4月の月例パッチ前に、Webコンテンツを修正する Windows Media Player、Flash、QuickTimeなどを使用するページは注意(INTERNET Watch)更新されたInternet Explorerでのユーザエクスペリエンス(Macromedia Japan - アクティブコンテンツデベロッパーセンター)
次にプレイリスト・音楽ファイルのありかですが、これはネットワークスニファのWiresharkを使って調べました。
それによると、プレイリストは個人のサイト(倉庫利用が禁止されていない有料レンタルサーバ)に置いてありました。
データ形式は、PodCast用のRSSフィード(を簡略化したもの)になってました。
しかし音楽ファイルは、某ブログに置いてありました。
ちなみに、そのブログサービスでは倉庫利用は規約違反です。
せめてボイスブログの形をとっていれば言い訳できますが、そのブログにはダミーの記事と音声ファイルが1つ置いてあるだけ。
こりゃダメだよなぁ。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
下手こいたぁ〜
アニメ / 娯楽
さっき(18:20頃)メールチェックしてたら今日開催の「らき☆すた」のイベント、「
あきらとみのるのディナーショー」 の当選通知が来てました。
……って、もう第1部は終わってるよ!
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参加人数が、2部×12人=24人 というプラチナイベント(?)だったのに……
イベントに参加したかった皆さん・あきら様&白石くん・スタッフの皆さん、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
当選メールの配送が今朝4時だったので、さっきまで気づきませんでした。
休日は1日1回しかメールチェックしないことが祟ったようです。
生で、今野さんと白石さんを見られるチャンスだったのになぁ。
悔やんでも、悔やみきれません。
(初出:Tech² memo 2007年10月14日)
カイロ用ベンジンが見つからない…
雑学 / 生活
*1193679377*[生活][雑学]
最近、日中も冷え込むことが多くなってきたので、ずっとしまっていた暖房器具を引っ張り出してきました。
暖房器具を使えば屋内ではぬくぬくですが、寒風吹きすさぶ屋外ではそうはいきません。
ということで使い捨てカイロよりも熱量が多く、コストパフォーマンスに優れたベンジンカイロの購入を検討しています。
ベンジンカイロとは、ベンジン(混同している人も多いようですが、ベンゼンとベンジンは全く別の物質です)を燃料に使った懐炉で、大正時代に日本人が発明し、「白金懐炉」(現在は「ハクキンカイロ」)の名前で販売しているそうです。
原理は、ベンジン(炭化水素)をプラチナ触媒を使って酸素と化学反応させると、二酸化炭素・水・熱ができるというもの。
先日アウトドアショップで台湾製のベンジンカイロi-Hotを見つけたので、購入する前に燃料が入手できるかどうかを調べてみることにしました。
まずハクキンカイロ 非公式ファンサイト(
http://www.geocities.jp/hakukinwarmer/)によると燃料には、カイロ用ベンジン、ZIPPOライター用純正オイル、ホワイトガソリンが使えるそうです。
コストパフォーマンスと使用量の都合から、ベンジンを使用することにしました。
で、この1週間で私の行動範囲にある15軒(この記事を書いた後、さらに4軒回りましたが未だに発見できず)の薬局・ホームセンターを巡ってベンジンを探したのですが、ベンジンを置いているのは7軒でした。
しかもベンジンカイロに適さない染み抜き用の東薬(新日本石油製)のAベンジンばかりで、稀にエステー(旧エステー化学)のアルプスベンジン・衿神本舗のエリユキベンジンが置いてある程度。
ベンジンカイロに適したベンジンは、どこにも売っていませんでした。
取り寄せか、通販しかないのかなぁ。
なおベンジンは季節商品の棚、使い捨てカイロと一緒に置いてあります。
※追記
コメント欄で指摘がありましたが、カイロ用ベンジンは棚に並べずに別管理していることも多いようですので、店員さんに聞いてみるのがいいようです。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)