2007年07月
パブリックドメインは無効?
雑学 / 時事・社会
あるパブリックドメインの画像を使用したいと思い、日本での著作権の扱いについて調べてみました。
結論から言えば、今回の画像は日本ではパブリックドメインとして認められないので、使用できないということでした。
その理由に至った経緯は、以下のとおり。
まず使いたい画像について調べました。
アメリカの農務省が2005年に撮影・公開したヒマワリ畑の写真であることが分かりました。
アメリカの著作権法では、政府が職務上作成した著作物は、著作権で保護されない(※1)ため、その画像はパブリックドメインであることが確認できました。
次に、著作物に関する国際的な取り決めを調べました。
今回の画像の著作権に関しては、万国著作権条約・ベルヌ条約が適用されます。
まず万国著作権条約では、国内法(※2)でも規定されている通り、アメリカでパブリックドメインであれば、日本でもパブリックドメインになるとのこと。
しかしベルヌ条約では、保護国法の原則・内国民待遇の原則(※3)により、日本で使用する時は日本の著作権法が適用されるとのこと。
よってアメリカの著作権法によってパブリックドメインと認められた件の画像は、日本の著作権法では著作権保護の対象であるため、パブリックドメインは認められないとのこと。
ここで矛盾が発生してしまいました。
しかし万国著作権条約(※4)によれば、ベルヌ条約が優先適用される(超意訳)とのこと。
よって、その画像は日本ではパブリックドメインは認められないという結論になりました。
ひとつ、勉強になりました。
※1 「Copyright Law of the United States of America」第105条
参考訳:財団法人著作権情報センター 外国著作権法令集 アメリカ編
http://www.cric.or.jp/gaikoku/america/america.html※2 「万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律」3条2項
条文:財団法人著作権情報センター 著作権法令集 国内法令
http://www.cric.or.jp/db/fr/ba_index.html※3 「千八百八十六年九月九日に署名され、千八百九十六年五月四日にパリで補足され、千九百八年十一月十三日にベルリンで改正され、千九百十四年三月二十日にベルヌで補足され、千九百二十八年六月二日にローマで改正され及び千九百四十八年六月二十六日にブラッセルで改正された文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約」第4〜5条
参考訳:Wikisouce 昭和四十九年条約第七号(2006年11月29日(水)10:12UTC版)
http://ja.wikisource.org/w/index.php?title=%E6%98%AD%E5%92%8C%E5%9B%9B%E5%8D%81%E4%B9%9D%E5%B9%B4%E6%9D%A1%E7%B4%84%E7%AC%AC%E4%B8%83%E5%8F%B7&oldid=10574※4 「万国著作権条約パリ改正条約」17条1項
条文:財団法人著作権情報センター 著作権法令集 国内法令
http://www.cric.or.jp/db/z/bap_index.html(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
nicky!配布サイトにつながらない…
インターネット / サイト管理
おとといあたりからnicky!の配布サイトの一部である、painter.homeip.net・autoup.ath.cxにつながらなくなってしまいました。確かこれは自宅サーバだったはず。
ただ、メインのwww.din.or.jp/~raelianが生きているのが、唯一の救い。
そういえば、おととし11月からRaelianさんの消息が一切不明ですし、スパム広告で荒れていた掲示板が消滅してから半年以上たってますし……
本当にどうしたんだろう。
光学式マウス → 光学式レーザマウス
PC・家電
修理依頼の数日前から、マウス(MX-510RD)のコードが断線してしまったようで、マウスを動かすたびにUSB接続・切断を繰り返してマウスが使い物ならなくなってしまいました。
買い替えも検討したのですが、このロジクール(Logitech)のマウスは3年保障で、あと1年保障が残っていることもあり、修理に出しました。
事前にサポートに問い合わせたら、修理は2週間待ちで、故意の断線は有償修理。また日本法人では修理ができないため新品と交換になるが、MX-510RDは製造終了で在庫がないため後継機種のG3レーザマウス(G-3LS)となるとのこと。
有償だったら連絡してもらうことにして修理に出したのですが、メーカへ発送してからちょうど2週間後の昨日、新品のG3レーザマウスになって帰ってきました。
G3レーザマウスは、普通のマウスと同じ形で、手前の盛り上がりが低いせいで、私のようにマウスを包むように持つ人には持ちづらく、またボタンが2つ減ってしまい、ボタンのクリック感が安っぽいのが残念(右の画像参照 上がMX-510RD、下がG-3LS)。
このマウスはつまむように持たないといけないタイプですね。
ロジクールマウススレでも、G3レーザマウスの評判は悪いようです。
ま、新品と交換してもらっただけありがたいと思わなきゃ。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
アニメ新番組ファーストインプレッション
アニメ
下調べが厄介なので、今期はファーストインプレッションだけでレビューをします。
7月スタート
「
School Days」
主観的評価:★★☆☆☆
TNK制作なので、作画・キャスト面は期待してませんでしたが、分かっていてもがっかり。
アニメーターが描き易い絵柄(=作画崩壊しづらい)だし、貧弱な筆文字・女の子の書き文字が既成のフォントだったり……
あとは、脚本の上江洲誠さん次第かな。
ストーリーをはしょって展開しているようですが、全13話とのこと。
公式サイト:
http://www.schooldays-anime.com/「
ゼロの使い魔 双月の騎士」
主観的評価:★★★★☆(不確定要素あり)
第1期が好きだったので期待してましたが、さらにツンデレ・ラブコメ度に磨きがかかって、第1期とのギャップに戸惑いました。
おかしいなと思ってスタッフを確認すると監督が紅優、脚本・シリーズ構成が河原ゆうじに交代してました。
ちなみに前シリーズの監督 岩崎良明、脚本・シリーズ構成 吉岡たかを は、今期は「スカイガールズ」を作ってます。
公式サイト:
http://www.zero-tsukaima.com/「
ななついろ★ドロップス」
主観的評価:★★★☆☆
のいぢ絵がどれぐらい動くのか気になっていましたが、プロデューサー 伊平崇耶(UPLIFT)、プロデュース 川瀬浩平(偽まる)、音響監督 岩浪美和、アニメ製作 スタジオバルセロナ。
——「大魔法峠」と同じ面子か!
深夜アニメの割には、対象年齢がかなり低いような気がします。
公式サイト:
http://www.nanatsuiro.com/「
ぽてまよ」
主観的評価:★★☆☆☆(不確定要素あり)
原作が4コママンガということで、1話12分の2本立てです。
絵柄も声も、まぁ可愛いかなというレベル。しかし、あともう一歩って感じで、何かが足りないような気がします。間合いが違うのかな?
しかし主役級の井上喜久子さん・釘宮理恵さんをナレーション・脇役に持ってくるなんて、なんて無駄な配役クオリティ!
こんなことを許すメーカーはどこかと思ったら、バンダイビジュアルでした。通りで、納得がいきました。
監督は、髭のおじちゃんこと池端隆史さん。
公式サイト:
http://www.potemayo.com/「
さよなら絶望先生」
主観的評価:★★★★☆
原作も(いい意味で)アレでしたが、アニメもそれに負けじと飛ばしてます。
「月詠 -MOON PHASE-」「ひだまりスケッチ」の新房昭之監督らしい演出で、オープニングからネタ連発とは、恐れ入った。
しかし、4:3のSD画面だと黒板ネタが読みづらいですね。
アニメ化情報を、講談社のサイトに掲載しては削除、掲載しては削除を、繰り替えすというネタのようなアニメ化発表も話題でした。
公式サイト:
http://www.starchild.co.jp/special/zetsubou/「
ドージンワーク」
主観的評価:★★★☆☆
前半はアニメ、後半は実写パートという構成。
動かす必要があるところしか動かさないといったように、割りきりがいいなぁというのが率直な感想。
モブキャラは薄い適当な色で塗って、まったく動かさないという、現代ではあまり使われていない漫画の表現手法を使っているのが目新しい。
しかし、このアニメに第2原画は必要なのか?
公式サイト:
http://www.doujin.tv/「
スカイガールズ」
主観的評価:★★★☆☆
スタッフ・キャストの面では、ちょっと期待してます。
監督、脚本・シリーズ構成は、「ゼロの使い魔」(第1期シリーズ)の岩崎良明、吉岡たかを。
第1話しか見ていない段階では、判断が難しい作品です。
2・3話あたりまで見ないと簡易的な判断ができず、最後まで見ないとちゃんとした感想を言えなさそう。
あと個人的に気になったのですが、第1話の剣道場のシーンで、面を打つとき手に力が入りすぎで、礼も作法を無視して適当にしていたのが気になりました。
公式サイト:
http://www.konami.jp/visual/skygirls/4月スタート
「
ラブ★コン」
主観的評価:★★★★★
関西弁をしゃべるキャラが好きなこともありますが、“オール阪神巨人”の意地を張り合いが面白い。
激しい感情の起伏と、このラブコメをどこまで引っ張ることができるのか、楽しみです。
公式サイト:
http://www.toei-anim.co.jp/tv/lovecom/「
ハヤテのごとく!」
主観的評価:★★★★☆
面白いんですが、いまいち弾けきれてない感じがします。
業界ネタも多いのですが、原作の出版社である小学館ネタに限定されがちなのが残念。
公式サイト:
http://hayatenogotoku.com/「
アイドルマスター XENOGLOSSIA」
主観的評価:★★★☆☆
原作ゲームと内容がまったく違うことに驚きました。
しかし別物だと思えば、そんなに駄作とも思えません。
公式サイト:
http://www.sunrise-inc.co.jp/idolmaster/「
らき☆すた」
主観的評価:★★★★☆
言わずもがな、今期の注目度No.1作品。
見ているうちに、それがだんだん心地よいリズムで展開してゆくのが不思議。
動画共有サイトに番組をアップしたり、MAD作品の公開を事実上黙認することで、人気によい影響が出てます。
ただし図に乗りすぎて増長するファンや、それをはやし立てるメディア(某雑誌・出版社系の某ニュースサイト)にはうんざり。
これのブームをどう収束させるかで、プロデューサーの手腕が問われます。
公式サイト:
http://www.lucky-ch.com/「
電脳コイル」
主観的評価:★★★★☆
ノーマークでしたが、第1話を見た感じでは、なかなかの良作。
昔のアニメっぽい絵柄ですが、ストーリー・キャラクターがそれを充分補っています。
公式サイト:
http://www.tokuma.co.jp/coil/(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
.htaccessで別サーバへ飛ばす
サイト管理
.htaccessを使って、携帯電話等のモバイル機器・組み込みブラウザからのアクセスをサーバA(mobile.example.com)に、PC・その他からのアクセスはサーバB(example1.jp)に振り分ける仕組みを作ってみました。
仕組みは簡単。Apacheのmod_rewriteモジュールを使って、ユーザエージェントで飛ばすサーバを選び、URLを書き換えて別サーバに飛ばしているだけです。
なお今回は、携帯電話だけではなく、Lモードやゲーム機・家電等の組み込み系ブラウザも別サーバに飛ばす設定にしています。
RewriteEngine on
#まずURLを、PC・その他用のサーバAに書き換える
RewriteRule ^(.*)$ http://example1.jp/$1
#ユーザエージェントを見て、
RewriteCond %{HTTP_USER_AGENT} (UP\.Browser|DoCoMo|J\-PHONE|Vodafon|SoftBank|DDIPOCKET|WILLCOM|DreamPassport|PSP|Nitro|AVE\-Front|Windows\ CE|L\-MODE) [NC]
#モバイル機器・組み込みブラウザだったら、URLをサーバBに書き換える
RewriteRule (.*)example1.jp(.*) $1mobile.example.com$2 [R,L]
たぶん、これで問題なく動くはず。
画像サーバでこの設定を使っていますが、軽く検証したところ、特に問題はありませんでした。
それにしても、302 Moved Temporarilyってこんなところで使われていたのか。へぇ〜。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
CoQ10・活性酸素って何者だ?
雑学 / 生活 / 時事・社会
【 この記事は医薬品・健康食品の効能・作用を、宣伝・否定するものではありません またこの記事の著者は、医学の専門家ではありません 】ちょっと前まで、コエンザイムQ10・活性酸素の名前をよく聞いていたのですが、その割にはどんな効能があるのか知らなかったので、軽く調べてみました。
コエンザイムQ10は、ユビキノン・ユビデカレノン・ビタミンQとも呼ばれ、「一般的に高用量でも副作用が出にくく、かなり安全性が高いと考えられています」「高血圧および糖尿病の薬との併用は、薬の作用が増強される可能性があるため注意を要する」
(※1)とのこと。
どんな効能があるのかは、エーザイのサイトにあった、コエンザイムQ10を主成分とする医薬品「ユビデンS」のページ
(※2)を見ると、細胞へのエネルギー伝達に効果があるとのこと。
ただしコエンザイムQ10の効能は、研究でははっきりとした効果が得られなかったり、やや改善したという報告が多いようです。
これらを総合して考えると、コエンザイムQ10は、すぐに良く効く薬効成分ではないようです。
また活性酸素については、明確に説明している資料を発見できませんでした。
しかし、インターネット上にあった複数の資料(国や大学等の研究機関が制作したもの)を流し見した限りでは、まだ基礎研究段階であるため人体に与える影響は、はっきりしていないとのこと。
なお健康食品は、薬事法・省令
(※3)で、効能をうたってはいけないうえに、医薬品と同じ成分を使っていても「薬理作用の期待できない程度の量」のものしか使用できないため、薬効は期待できないそうです。
健康食品に過大な期待は禁物ということですね。
余談ですが、薬事法 第66条第3項に変な規定を発見。
「何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器に関して堕胎を暗示し、又はわいせつにわたる文書又は図画を用いてはならない。」
なんだ、これ?
※1
独立行政法人国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報
→ http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail40.html
→ http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail677.html
※2
エーザイ 製品情報 ユビテンS(CoQ10製剤)
→ http://www.eisai.co.jp/products/ubitens_topics.html
※3
薬事法
厚生省 無承認無許可医薬品の指導取締りについて 「医薬品の範囲に関する基準」
→ http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/dl/13.pdf(PDF)
政見放送の放送予定に…
時事・社会 / メディア
東京選挙区で立候補している、話題の某候補の政見放送を見ようと思い、政見放送の放送予定を見たところ、唖然。
東京選挙区では20人立候補しており、NHK総合の「政見放送・経歴放送」では30分×5日=2時間30分。
2時間半は、苦行だ。
でも「経歴放送」だけだったら、たったの15分でした。
しかし、オンエアはNHK総合と日本テレビで、再放送は1回こっきり。
しかも両局ともに、本放送・再放送のリアルタイム視聴が辛い時間帯。
……有権者のライフスタイルの多様化を無視してるなぁ。
ちなみに私が投票する神奈川選挙区は、立候補者が8人なので「政見放送・経歴放送」が1時間以内に収まるからいいけど、リアルタイム視聴が辛いことには変わりはない。
選挙公報(音声テープや点字版も)・選挙ポスターという代替手段はありますが、せめて市役所等で政見放送を見られる&聞ける(ラジオ用の政見放送)か、選挙管理委員会のサイトでストリーミング配信できるようにしてほしいなぁ。
そのためには、公職選挙法を改正しなきゃいけないんだけどね。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
アニメ新番組ファーストインプレッション改
アニメ
今回は、4月に書いた新作アニメのファーストインプレッションの評価修正がメインです。
それにしても、tvkの土曜夜はすごいです。アニメ5本+アニメ情報番組3本とは恐れ入った。
「School Days」 主観的評価:★☆☆☆☆(確定)
脚本の上江洲誠さんは、「うたわれるもの」のときも同じように感じたんですが、ストーリーをうまく端折れない脚本家のようです。
急ぎ足だったり重要なエピソードを省いてしまって、ストーリー展開が強引になってしまう脚本家はよくいますが、上江洲さんは省いたエピソードの処理をうまくできなくて、どこか物足りなさを残してしまうタイプです。こんな脚本を書く人、珍しいなぁ。
ちなみに、上江洲さんのデビュー作は「陸上防衛隊まおちゃん」(2002年)で、元スタジオオルフェ所属(2002〜2004年)とのこと。
経験が浅い割には、シリーズ構成をバリバリこなしてますね。
ということで、視聴を打ち切りました。
そういえばネットラジオのほうも、面白そうな要素・可能性が皆無だったので、第1回で聞くのを止めたっけ。
「ゼロの使い魔 双月の騎士」 主観的評価:★★☆☆☆(確定)
エロ多め&萌え路線に舵を切ってしまったようで、失望しました。視聴打ち切りを検討中です。
「ななついろ★ドロップス」 主観的評価:★★★★☆(修正)
期待していなかった割には、高評価。
今期、2番目のお気に入り作品です(ちなみに1番目は「ラブ★コン」)。
偽&うpコンビの評価が、また変わりました。
「ぽてまよ」 主観的評価:★★★☆☆(修正)
★を4つ付けようかどうか迷いました。
視聴を打ち切ってもいいかと思っていたのですが、なぜか見てしまいます。
そして見ているうちに、だんだん引き込まれます。なぜだ!?
駅の売店で売っているような4コマ漫画雑誌にありがちな絵柄・設定・ストーリーですが、この魅力は髭のおじちゃん(池端監督)の力のせいかな。
この種の漫画って、アニメ化は非常に稀で、単行本化されてもほとんど売れないため、単行本化されないこともあるからなぁ……
男子もセーラー服ってところが面白いですが、4コマ漫画雑誌にありがちな(以下略)。
「ひぐらしのなく頃に解」 主観的評価:★★★★☆(不確定要素あり)
tvkは1週遅れで放送されているのですが、第1話は前シリーズ最終回から約30年後の後日談。
これを受けてどんな展開をするのかと思ったら、第2話はコメディ展開。
あと2話程度見ないと評価を下せませんが、今回は期待をこめて★4つと評価しました。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
尺貫法の計算用の式
雑学 / PC・家電
自分用メモです。
この式はOpenOffice.org用ですが、Excelで使う場合は
;を
,に書き換えれば動くはず。
ユーザ定義関数化すれば、もっと楽に使えるようになるんだろうなぁ……
ちなみに、尺単位まで算出する必要がなかったので、計算式上の最小単位は「間」です。
セルA1の値(単位は里・町・間)を、mに変換する関数
*1.8182をとれば、間に変換できる。
なお、尺貫法の計算は、すべて単位を間に換算して計算してから、また単位を里・町・間に戻せばいい。
=(((IF(ISERROR)((FIND("里";A1)));0;LEFT(A1;(FIND("里";A1))-1))*36*60)+(IF(ISERROR)((FIND("町";A1)));0;MID(A1;(IF(ISERROR)((FIND("里";A1)));0;(FIND("里";A1))))+1;(FIND("町";A1))-(IF(ISERROR((FIND("里";A1)));0;(FIND("里";A1))))-1))*60)+(IF(ISERROR)((FIND("間";A1)));0;IF(ISERROR)((FIND("町";A1))); MID(A1;(FIND("里";A1))+1;(FIND("間";A1))-(FIND("里";A1))-1);MID(A1;(FIND("町";A1))+1;(FIND("間";A1))-(FIND("町";A1))-1)))))*1.8182)
ヒント:都道府県・市町村を抽出する式 を参考に作成
セルB1の値(単位は間)を、里・町・間に変換する関数
=(IF((ROUNDDOWN(B1/(36*60);0))=0;"";((ROUNDDOWN(B1/(36*60);0))&"里")))&(IF(ROUNDDOWN((B1/60)-ROUNDDOWN(B1/(36*60);0)*36)=0;"";(ROUNDDOWN((B1/60)-ROUNDDOWN(B1/(36*60);0)*36))&"町"))&(IF((MOD(B1;60))=0;"";((MOD(B1;60)&"間"))))
予備知識
1里=36町
1町=60間
1間=6尺=1.81818…m≒1.8182m
ちなみに1つ目の式は、昨年とある質問サイトで質問したのはいいものの、満足いく回答が得られず、結局自作して自己解決した式です。
今回計算に必要となるまで、この式を作ったことを、すっかり忘れてました。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」を一部改稿)
今日は暑いなぁと思って、気象庁のアメダスの観測データを見てみたら、家を出た朝9時の時点で30.6℃(観測地点:海老名)。
うへぇ〜
ちなみに、コレを書いている時点での気温は32.5℃(13時現在)。
しかも、今日はいつもの睡眠時間の半分、4時間しか寝ていないので、なんかテンション&体調がおかしい。
こんな状態で外に出たら死ぬで。
ということで、もうちょっと涼もうっと。
2007年6月の読書記録
読書
今更って時期ですが、6月分の読書記録です。
6月に張り切って読みすぎた反動で、7月はほとんど本を読んでません。
書籍
プチ哲学(佐藤雅彦/マガジンハウス ISBN:483871226X)
主観的評価:★★★☆
イラスト部分で笑って、解説を読んで、「プチ哲学」にはっとさせられる。そんな書籍です。
佐藤さんの「プチ哲学」は、きちんとした言葉で説明しようとすると難しくなるのですが、絵やショートストーリーで示すと、とたんに誰にでも簡単に理解できるものになります。
「裏の裏は表」や『「アフォーダンス」という考え方』・「情報がない、という情報」等は、経験的に自然にそういう発想に至ることはあるけれど、それを意識的に考えることは、めったにありません。
また「ちょっと深く考えてみる—— それがプチ哲学」という言葉で、「プチ哲学」を分かりやすく定義付けているところも、佐藤さんのセンスを感じます。
トニー流幸せを栽培する方法(トニー・ラズロ/ソフトバンククリエイティブ ISBN:4797327634)
主観的評価:★★★☆
「ダーリンは外国人」の夫、トニーさんの自分流の幸せの作り方の説明と、幸せ作りをする人に向けたちょっとしたアドバイスを書いた書籍です。
妻の小栗佐多里さんのイラストも、本文を読んで考え疲れた時の息抜きと、本の印象をソフトにするのにとても役立っていると思います。
私の人生を生きていくうえで、参考にしたい言葉もいくつかありました。
椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!(酒巻久/詳伝社 ISBN:4396612486)
主観的評価:★★☆☆
著者はキヤノン電子代表取締役社長で、NeXTを開発していた頃にキヤノン側の責任者として携わっていたそうです。経験に基づくものが多く、文章にも説得力があるのですが、裏づけが弱いと感じました。社員が自らの能力を積極的に伸ばし、駄目な社員は自ら退場していく環境を作り、また労働環境はちょっと窮屈なぐらいが効率がよくなる、という内容です。それにしても経営関係の本なのに、なぜ電子工学の分類の本棚にあったのはなぜだろう?
私立三十三間堂学院(4)(佐藤ケイ/メディアワークス/電撃文庫 ISBN:4840235201)
主観的評価:★★★☆
豊富なサブカルチャーの知識と、お決まりのパターンによる萌えるストーリー展開が、佐藤ケイさんの魅力なんですが、
私立三十三間堂学院(5)(佐藤ケイ/メディアワークス/電撃文庫 ISBN:4840237220)
主観的評価:★★★☆
不良娘だけれど実は心優しい子で、こっそり子猫を育てて……というお決まりのシチュエーション。
新キャラの乾樹葉先輩は、アニメ化するなら能登麻美子さんになりそうなイメージ。
今回はストーリー本筋にかかわる登場キャラクターが多いせいか、サブキャラの行動がややわかりづらいです。
電撃文庫作品がアニメ化前に必ず通る道である、漫画化(同社の電撃系漫画雑誌、近年は他社漫画雑誌の場合も)→ラジオドラマ化(「電撃大賞」内で放送後、CD発売)、をすでに終えて、アニメ化フラグが立っているので期待。
しかしすでに「電撃萌王」での連載が終了しており、新展開もないところを見ると、アニメ化にはほど遠いようです。
夢のように日は過ぎて(田辺聖子/新潮社 ISBN:4103135216)
主観的評価:★☆☆☆
1988年から翌年にかけて「小説新潮」に掲載された連載小説なのですが、私の趣味に合いませんでした。
主人公の葦村タヨリは、騙し騙され関係なのを分かった上で、割り切りのいい男遊びを楽しんでいる30代(ハイミセス)ですが、割りきりがよすぎのような気が……
それにしても、久しぶりにハイミセスって言葉を目にしました。
コミックス
うさぎ月夜に星の船(1)(萩岩睦美/集英社/集英社文庫 ISBN:408618219X)
主観的評価:★☆☆☆
少女漫画雑誌「りぼん」で1986〜1987年に連載された作品です。
絵のかわいらしさと、私が見たことのないストーリーの見せ方・演出が気になったので購入。
ストーリーの進度が結構早く、コマとコマの間の時間が飛びすぎであるため、作品の世界観に没入しづらい。
ネコの王(1)(小野敏洋/小学館/サンデーGXコミックス ISBN:4091570119)
ネコの王(2)(小野敏洋/小学館/サンデーGXコミックス ISBN:4091570127)
主観的評価:★★★☆
小野敏洋さんの描く、少し昔の少年漫画のようなテイストの男の子キャラが好きなので購入。
ストーリーとは無関係で、無意味に女性の全裸・半裸姿が出てくる(それが小野作品の特徴ですが)ため、それが読者サービス&人気維持に貢献しているものの、ストーリーの流れを邪魔していることも。
また表紙も半裸姿の女性キャラクターなので、書店で購入しづらい。
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)
さよならTE-A ROOM
インターネット / 雑想
東芝エンタテインメント(現 ショウゲート)のネットラジオ配信サイトだったTE-A ROOMの、te-a.jpドメインが今日で失効※します。
専用サーバを使っているなら、ドメインが失効してもIP直打ちで見られることもあるので、念のためnslookupでIPアドレスを調べてみました。
で、出てきたIPアドレス59.158.180.12にアクセスしてみたら、円盤皇女ワるきゅーレの公式サイトにつながりました。
え、同じサーバを使ってたの!?
ちなみにお隣のIPアドレスには、TE-A ROOMのドメイン登録者の日本第一デザインのサイトがありました。
それはともかく、さっきTE-A ROOMにある「Upliftの業界道中記」をローカルにコピーしてました。
Webから消えてしまうには惜しい内容だと思ったんですが、よく考えたらどうでもいい内容だよなぁ。
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ちなみに、日本第一デザインについて調べてみたところ、灼眼のシャナ公式サイトのshakugan.com・円盤皇女ワるきゅーレ公式サイトのtokinoyu.netも所有していました。
Webサイトの企画・運営会社なのかな?
さらに深く調べていたら、社長さん(?)の個人サイトのBBSに、うpさんの書き込みを発見。
2002年の書き込みだったので、東芝デジタルフロンティア デジタルコンテンツ事業部(ショウゲートの前身の1つ)がアニメを作り始め、小麦ちゃんを展開しだした頃ですね。
書き込み内容を見たところ、うpさんのスタンスは今と大差ありませんでした。
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※ 後でWHOISで見たところ、ドメインの有効期限は2008年7月までになってました。Whoisの最終更新時間から考えると、期限が切れる7時間前に、あわてて1年延長したようです(大手サイトでも、こういううっかりが意外に多いようです)。
また「光と水のダフネ」の公式サイトも同じIPなので、ショウゲートのアニメ作品はすべて同じサーバに入居させているようです。
ドメインの有効期限切れとともになくなってしまう公式サイトが多い中、いつまでも、公式サイトを維持し続けてくれるなんて、ありがたい話です。
※2007/12/25追記
UPLIFTスレにこの記事が晒されているのは知ってます。私もスレ住人ですから。
ただ、KYな書き込みは自重をお願いします。