auの携帯電話を買ってから4年弱たちますが、今までは年に2・3通だったのになぁ。
本文中に書かれているURLが、いつも同じドメインなのでググってみると有名な迷惑メールのようで……
で、メールヘッダを見たところ、送信元のISPはロシア・アメリカ・ブラジル等。
これが噂のボットネットを使った迷惑メールってやつか?
From・Reply-toには有名サイトのドメインを詐称していたので、auの「ドメイン認証規制」で対策がとれそうなので、導入してみました。
結果、メールヘッダのReceived-SPF:が、Fail(詐称)・SoftFail(詐称の可能性あり)のものは届かなくなりましたが、しかしNeutral(判定不能)・None(SPF設定なし)はスルーでした。
つまり迷惑メールが、SPFレコードを設定していないドメインを詐称した場合は、「ドメイン認証規制」は効果なしってことです。
Neutralはまだ分かるにしても、Noneがスルーか……
なお私の場合、ドメイン認証規制で迷惑メールが半減しました。
自分が所有するドメインにはSPFレコードの設定を済ませてありますが、正当な送信者がドメインのSPFレコード設定をミスっていたら規制の巻き添えになってしまうので、ちょっと心配です。
auのスパムメール対策「メールフィルター」機能の一覧
名称 | 説明 |
---|---|
未承諾広告規制 | タイトルに「未承諾広告※」があるものを受信拒否。 |
なりすまし規制 | 送信者メールアドレスがPHS・携帯電話なのに、PHS・携帯電話会社以外のプロバイダ経由で届くメールを受信拒否。 |
ドメイン認証規制 | 送信者メールアドレスの、ドメインのSPFレコードを見て、メールアドレスの詐称を判定。Fail・SoftFailなら受信拒否。 |
指定受信リスト | 送信者メールアドレスのホワイトリスト。 |
指定拒否リスト | 送信者メールアドレスのブラックリスト。 |
一括指定受信 | インターネット・au・DoCoMo・ソフトバンクモバイル・イーモバイル・ウィルコムそれぞれからのメールの、受信許可・拒否。 |
URLリンク規制 | 本文にURLが含まれるメールを拒否。 ただし、本文にURLが書かれているメルマガ・お知らせメールや、空メール登録の返信メール等も巻き添えになる。 |
HTMLメール規制 | HTMLメールを拒否。 ただしデコレーションメールも拒否されてしまう(デコメ=HTMLメールの一種 なので)。 |
拒否通知メール返信設定 | 「指定拒否リスト」・「一括指定受信」・「URLリンク規制」・「HTMLメール規制」で受信拒否した場合、送信元にエラーメールを返すかどうか。 |
なおauには、メールヘッダやタイトル・本文を規制できるフィルターはありません。
パソコン向けのメールサービスだと、タイトル・本文フィルタは基本的な迷惑メール対策機能で、auと同じ機能のほうは有料オプションだったりするのに……
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)