「オマエラ、この人を救ってあげてください!」(過去ログ)
とあるフリープログラマーが自室に設置したライブカメラの、ウォッチスレでした。
彼の名前は小笠原照栄。スレ住民からは、SHOW-Aと呼ばれていました。
なぜか他板にも話題が波及し、2ちゃんねる内で一大ブームとなりました。
その経緯は、下のスレッドのテンプレを参照。
カメラの男性、小笠原照栄、通称、Show-A。プロフィールによると、彼は20年ほど制御系のプログラマーとして働き、5年前にWindowsに転向したとのこと。
54歳の自称ロートル(老人)プログラマー。
ある日1人の2ちゃんねらーが彼のページを発見する。
ttp://www.alpha-net.ne.jp/users2/microsys/稼動状況.htmを見て愕然とする。
「予定がまっさらじゃねーか!」
ということでニュー速に「この人を救ってあげてください」というスレが立つ。
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そしてカメラに写るShow-Aタンの切なさに殺伐としてるはずのニュー速住民がマターリヲチを始める
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ヲッチャーがFAXを送ったかどうか真相は謎だがShow-Aタンはこちらの存在を知ってる模様。
にもかかわらず、Show-Aタンはライブを続行し、あまつさえ視聴者サービスなどする始末。
ついに室外カメラも登場。
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サービス精神旺盛なShow-Aタン、黙々とライブを続けるShow-Aタン。
ヲッチャーたちは彼を救うためではなく、実はヲチしている自分が救われている、
癒されるためにヲチしているのだと気づき、「この人に救われてください」という形で現在に至る。
当初は興味本位・からかい目的でのウオッチがつづきましたが、スレに「もうすぐ仏様 ◆3qPUM3f0HI」のコテハンで光臨したり、スレ住人からの差し入れが届いたり、ライブカメラに向かって合図を送ったりと、スレ住民との交流が続いていました。
2ちゃんねるの話題を多く扱っていた雑誌「ネットバム Vol.4」(大洋図書)からも取材され、その記事によると、ライブカメラは自分の生死を知り合いに確認してもらうために設置したということでした。
11月に「終わりにしましょう」という書き込みがあったそうで、ライブカメラが撤去され、スレッドも52スレ目で自然消滅しました。
そして彼のホームページも、避難所・過去ログサイトも消滅しました。
その後の彼の様子は、誰も知らない……はずだったのですが、2年後に彼が制作に携わったカネマスヤのホームページに数枚の写真がひっそりと掲載されました。
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/onumazao/Other.htm
2004年4月に入院されたそうです。
最新の写真は7月のものでしたが、まだ入院しているようでした。
話題になった当時は54歳でしたが、今もご健在なら61歳。
病気でお亡くなりになってもおかしくない年齢です。
SHOW-Aさんは、今どうしているんだろうか。
※ 2010年3月追記
コメント欄で情報をいただき、カネマスヤ掲示板を確認してみたところ、SHOW-Aさんはご健在のようで一安心しました。
カネマスヤ掲示板 http://8913.teacup.com/onumazao/bbs
(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)