きゃらりこ日誌

2008年04月

読書 / PC・家電

蔵書管理の悩み

[私本管理Plus]最近、同じ本を重複して買いそうになったことが重なったので、蔵書管理のために「私本管理Plus」というフリーソフトを導入してみました。
CSV形式でデータを書き出せるので、それとPerlスクリプト「私本管理GOOUT」(別作者によるPHP版もあり)で携帯電話からでも蔵書を確認できるとのこと。
とりあえず200冊ほどを登録して使ってみたのですが、細かい所でソフトの使い勝手が悪いことに気がつきました。


一番困ったのが、一部の項において誤入力対策(漢字・英数字・平仮名・カタカナや全角・半角のチェックがない 例:「タイトルカナ」の項に漢字を入力できる)がとられていないこと。
きちんと登録されているのに、検索でヒットしなくて困りました。
またISBNでの検索の際に出版社コードを検索対象から除外できないのも、地味に困ります。
ISBNを13桁も入力するのは面倒なので、下4桁の入力で済ますことも多く、その際にたまたま入力した数値が出版社コードに含まれていたときには、その出版社の書籍が全て表示されてしまいます。


その他に気になった点を列挙。
・同じ作品シリーズでも分類コード(Cコード)が異なる(例:通常版がC9979、初回限定版がC0979)と、別シリーズとして扱われてしまう。
・同じ作品シリーズでもアンソロジー等で作者が異なると、別シリーズとして扱われてしまう。
・合併などで出版社名が変わったり、レーベル名が変わると、別シリーズとして扱われてしまう。
・作者名の姓名の分かち書きで全角・半角スペースが混在していると、同一人物とみなされない。
・通巻表記がない全1巻の書籍は、「巻」の項に「ONLY ONE」と表記される。このため一覧表示の際に、無駄に幅を取る。
・項目別一括修正機能は、最低限の機能しかない。バックアップファイルがあるとはいえ、1度限りでもいいのでアンドゥ機能が欲しい。
・一括登録のGUIが分かりづらい。
・プラグインを使用できる箇所が少なすぎる。


少々の不都合なら運用上の工夫でカバーできるのですが、いくつも重なるとそうもいきません。
汎用性を考えて設計されている部分があるので仕方がない面もあります。
同種のソフトのサンプル画面を見て、一番配慮がゆきとどいていそうなものを選んだのになぁ……


一方、とてもよいと思った機能は、書名・作者名や読み仮名の入力支援機能と一括登録機能。
ぜひ欲しい機能は、国会図書館の書誌データ(HTML版の「日本全国書誌」)を引っ張ってくる機能です。
現在、Amazon.co.jpから書誌データを引っ張ってきているのですが、それだけでは力不足。
日本全国書誌や、books.or.jp・版元ドットコムなどの、フリーで使えそうな書誌データを活用できたらいいなぁ。

(初出:はてなダイアリー「Tech² memo」)

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ブログを書くリスク

その人がここを見ているかどうか分からないのですが、つぶやいてみる。

ブログ(ウェブ日記も含む)を書くということのはリスクが高い。
匿名orペンネームでブログを書いているから、自分の身元は特定されていない、または知り合いだけしか見ていないと思っている人が多い。
そこで自由に書きすぎて、大炎上してしまったり、嫌がらせを受けるブログもたまにあります。
また、いくら気をつけていても過去に書いた記事を総ざらいしたり、なんてことのない写真やエピソードなどで、自分が意図しない人に身元が特定されうることは理解しておくべきです。
というか私自身、意識して探したり、偶然発見してしまった、知り合いのサイトがいくつかあります。

極論を言うと、インターネット上は公共の空間(パブリックスペース)なのだから、何があってもおかしくないと言うことです。
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