今年の9月で、ブログを書き始めて25年になることに、はたと気がつきました。
もう四半世紀ですか……
途中、ブログを書くのを中断していた時期もありましたが、それでもよくここまで続いたものです。
私がネット上で文章を書き始めたきっかけは、初めてウェブサイトを開設した当時、個人ホームページ界隈でコンテンツの一つとして「日記ページ」を設けるのが流行っていたことでした。
私もそれにならって、日々の出来事や個人的に思ったことを書き始めたのが始まりです。
初期の頃は、HTMLを手打ちして日記ページを更新していました。
その後、ブログブームが始まると、「はてなダイアリー」などの外部サービスに浮気してみたり、再び自サイトに戻ってブログ機能付きの日記CGIを使ってみたり、時代の流れに合わせて「ウェブ日記」から「ブログ」と呼び方を変えてみたり。
そうそう、外部サービスで開設していたブログを自サイトに集約したきっかけは、他のブログサービスの終了の話を聞き、「自分のブログも、いつかブログサービスの終了とともに消えてしまうのではないか」と不安にかられたからでしたっけ。
そして最終的には、今年、生成AIの助けも借りながら、PHPで自分専用のブログシステム“StaticLeaf Weblog System”を作って運用するところまで行き着きました。
……まぁ、それはさておき。
この四半世紀の間に、ブログ界隈そのものも大きく変化しました。
2000年前後には、テキスト系サイトやニュース系サイトと呼ばれる個人運営サイトが大きな盛り上がりを見せていました。
しかし、そのブームは数年ほどで徐々に衰退していきます。
そして、そのブームが一段落した2002年、私は350ml.netの前身となるサイトを立ち上げ、ウェブ上に日記(現在のブログ「きゃらりこ日誌」の前身)を書き始めました。
2000年代中頃になると、日本でもブログブームが起こります。
個人ブログが大きな影響力を持っていた頃には、影響力の大きいブログの書き手を指す「アルファブロガー」なんて言葉もありました。
また、まとめサイトと呼ばれるサイト群も、ブログサービスをベースにして作られるようになりましたっけ。
しかし2010年頃、当時“ミニブログ”と呼ばれていたTwitter(現 X)が流行し始めると、ブログ界隈の人たちは徐々にSNSという新しい大陸へ移住していきました。
2010年代に入ってからも、新しいブログサービスは次々と登場していましたが、その一方で既存サービスの終了も相次ぎ、「ああ、時代が変わっていくんだな」と少し寂しく感じたのを覚えています。
さらにYouTubeやInstagram・TikTokが普及すると、YouTuberやインスタグラマー・TikTokerと呼ばれるインフルエンサーも登場し、文章中心だったブログ文化の存在感は、以前よりかなり薄くなったように思います。
最近では、WordPressも“ブログ作成ツール”というよりも、“ウェブサイト構築用CMS”として使われることの方が多い印象です。
そう考えると、ブログという文化自体が衰退しているようにも見えます。
ですが、その一方で、最近はnoteのようなサービスが人気を集めています。
形は少し違いますが、私からすると、あれもブログの一形態なのではないかと思っています。

結局のところ、人はどこかで「自分の考えや体験を、まとまった文章として残したい」という欲求を持っているのでしょう。
媒体や名前は変わっても、個人がウェブ上で何かを表現し、文章を書き残していく文化そのものは、案外しぶとく生き残り続けるのかもしれません。