自宅にSynology DS218jというNASを設置して便利に使っているのですが、先週火曜日、搭載しているハードディスクのうち1台が何の予兆もなくクラッシュし、大切なデータを失ってしまいました。

異常に気が付いたのは、その日の夕方のことです。
いつものようにスマートフォンでメールをチェックしていると、NASから「ストレージプール2がクラッシュしました」という通知が届いていました。
えぇっ!
急いで帰宅すると、NASから「ピーッ、ピーッ、ピーッ…」というエラー音が鳴り響いていました。
とりあえずシャットダウンしようとログインを試みたものの、システムがインストールされているハードディスク自体がクラッシュしているようで、ログインできません。
やむを得ず電源ボタンを長押しして強制的に電源を落とし、問題のハードディスクを取り外して、翌日に対応することにしました。
このNASにはハードディスクを2台搭載することができ、3TBと8TBのディスクを搭載していました。
しかしRAIDやバックアップの設定は、していませんでした。
そのため、復旧できなければデータはすべて失われてしまいます。
中でも最も重要だったのは、iTunesの音楽ファイルです。
初めてiPod (5.5世代、通称iPod Video) を購入して以来、約21年かけて蓄積してきたもので、今ではもう手に入らない・入手困難な音楽ファイルもあり、これが失われると非常に大きな痛手になります。
他のデータはある程度割り切れるものの、この音楽ファイルだけは、なんとか救えないかと考えていました。
翌日、デスクトップPCにクラッシュしたハードディスクを接続し、復旧を試みました。
ハードディスクのフォーマットはext4なので、Linuxで読み込めば何とかなるかと思ったのですが、ハードディスクは認識すらされず、マウントもできません。
あぁ、これは無理っぽい。

クラッシュしたのはSeagate製のST3000DM001で、購入は2016年3月16日。
約10年使用していたことになります。
ここまでくると、寿命と考えるしかありません。
復旧は、諦めることにしました。
また、このNAS自体も2018年3月に購入したもので、すでに約8年が経過しています。
もう1台の8TBのハードディスクもいつ故障してもおかしくないと思い、RAID構成を検討しました。
現在の8TBのハードディスクの価格を調べてみると、2020年7月当時の購入価格1.4万円と比べ、約2倍の2.7万円まで高騰していました。
ここ最近、AI需要の影響でメモリやSSD、ハードディスクの価格が上昇しているとは聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。
ひとまずRAIDは見送り、手持ちの4TBハードディスクを入れて運用を続けることにしました。
なお、Synology Noteのデータについては、PC用アプリ「Synology Note Station Client」からエクスポートしてバックアップを取得できたため、一安心です。
ここ何年もHDDクラッシュに見舞われておらず、しばらく痛い目にあっていなかったのですが、久々にその怖さを実感しました。
バックアップの重要性を、あらためて思い知らされる出来事でした。