いいネタがうかばないので、今回はWikipediaの「おまかせ表示」機能で出てきた言葉から連想されるものを、お題にしたいと思います。
それ、ポチっとな。
『バーニングパブリッシャーズ』
連想開始!
バーニングパブリッシャーズ → バーニングプロダクション → 稲森いずみ → 十六茶
ということで、今日のお題は『お茶』に決定!。
お題 『お茶』
【以下の文章は、私の記憶に頼る部分が多いので、間違いがあった場合はご指摘ください】
私は無類の緑茶好きなんですが、かつて缶入り緑茶は 1985年に発売された「お〜いお茶」(伊藤園)しかありませんでした。
緑茶は酸化して茶色に変色しやすく、酸化を抑える技術が確立していなかったためです。
ちなみに現在は、ビタミンCを入れる、酸素の代わりに窒素を充填する等の方法で酸化を抑えているそうです。
しかし当時は、煎茶特有の味・香りを実現できず、香りのない水出し煎茶のような味でした。
1990年代に入ると、トップシェアにあぐらをかいていた「お〜いお茶」に危機が訪れます。
1993年に発売されたブレンド茶「十六茶」(アサヒ飲料)の登場をきっかけに、各社から茶系飲料が発売され、第1次緑茶戦争が勃発しました。
初代「十六茶」は鳩麦の香り・ウーロン茶の味が強く、煎茶好きの私にとっては、とても飲めたものではなかったのですが、なぜか空前の大ヒット商品となりました。
当初の緑茶は「お〜いお茶」並で、風味の向上が難しかったため、各社ともブレンド茶の開発に走りました。
この時代には、ブレンド茶「爽健美茶」(コカコーラ社)や無名メーカーから色々と発売されましたが、実質的に「十六茶」VS「爽健美茶」という構図でした。
当初は「十六茶」が優勢で、その後「爽健美茶」と拮抗しましたが、第1次緑茶戦争は僅差で「十六茶」の勝利で終わりました。
そして2000年頃に、茶系飲料の生産量が急激に増え、第2次緑茶戦争が勃発。
2000年に緑茶「アサヒ旨茶」(アサヒ飲料)、2001年に「まろ茶」(コカコーラ社)、2001年にブレンド茶「のほほん茶」(コカコーラ社)が発売される等、無名メーカーからも数多くの緑茶が発売されました。
しかし「旨茶」以外は、煎茶の味に及ばない状態がしばらく続きます。
一方「お〜いお茶」は、1.5ℓ入り・紙パック入り250mℓ等を出して、緑茶戦争に抵抗しますが、2005年5月まで風味のモデルチェンジを一切行わなかったため、シェアは急激に低下してゆきます。
しかし定番商品で仕入れ値が安いため、「お〜いお茶」が店頭から消えると言うことはありませんでした。
その後各社とも、風味のモデルチェンジを繰り返し、濾過技術も向上。
そして、2000年に「生茶」(キリンビバレッジ)が発売されます。
「生茶」は「アサヒ旨茶」を超える風味・味わいで、やがて缶・ペットボトル入り緑茶市場で、次点と圧倒的な差をつけてシェアトップに躍り出ます。
ちなみにブレンド茶では「爽健美茶」がシェアを巻き返して「十六茶」に勝利していますが、市場を緑茶に奪われ、売り上げが低下しました。
余談ですが、この傍流で健康茶の開発が始まり、特定保健用食品(通称 特保)ブームの追い風もあって、健康茶というカテゴリーが一般に定着します。
2002年に健康茶「健茶王」(カルピス)が、2003年にセブンイレブン限定(当初)で「ヘルシア緑茶」(花王)が発売され、「ヘルシア緑茶」が空前の大ヒットとなります。
この時代の緑茶飲料には、渋みのある緑茶、ブレンド茶、健康茶の3種が存在し、この分類が定着しました。
この頃の緑茶は、渋みを取り除いた風味のいい緑茶と、水に風味がついたような緑茶の2種に大別できました。
かぶせ茶・玉露を混ぜることが定着し、風味もほぼ完璧な状態に達し、市場は成熟期に入ります。
これで緑茶戦争は終結したかにみえました。
しかし、緑茶飲料開発で失敗続きだったサントリーが2004年に「伊右衛門」が発売し、大ヒットをとばします。
これをきっかけに、第3次緑茶戦争が始まりました。
「伊右衛門」は発売3日で品切れを起こして一時的に出荷停止になるほどの人気で、一気にシェアトップに躍り出ました。
持ちやすい細身の竹筒型500mℓペットボトルと、京都の老舗煎茶メーカーの福寿園との共同開発である点が、高評価につながったものと思われます。
2005年になって「お〜いお茶」が重い腰を上げ、20年ぶりにモデルチェンジをして、「生茶」並の風味を実現します。「お〜いお茶 新茶」を投入したりもしますが、伊藤園商品には際立った特徴もなく、シェアを覆すことはできませんでした。
この頃には「聞茶」(キリンビバレッジ)や「凍頂烏龍茶」(アサヒ飲料 セブンイレブン限定発売)等、緑茶からウーロン茶系飲料の開発に移るメーカーも出てきます。
2005年春には各社が無菌充填技術を採用し、「伊右衛門」にならってペットボトルの形状を特殊なものに変えた「一(はじめ)」(コカコーラ社)・「若武者」(アサヒ飲料)を発売、「生茶」をリニューアルしました。
そして、現在に至ります。
今でも、プライベートブランドや無名メーカーの緑茶は、第2次緑茶戦争の味のままで、それを飲むたびに当時のことを思い出します。
屋外で手軽においしい緑茶が飲めることに感謝したいと思います。