自転車のメンテナンスをしようと思いホームセンターに行ったのですが、どのグリスを買うべきかわからなかったので調べてみました。
結論を先に言うと、自転車は高熱を発するわけではないため耐熱性は気にする必要はなく、耐水性もさほど気にする必要はないため、一番安価なシャーシグリスで充分。
ちなみに真偽のほどは不明ですが、シマノ純正のデュラエースグリスはシャーシグリス系という噂です。
グリスは大雑把に言うと、価格が上がるにつれ性能(耐水性・耐熱性)も上がるようです。
また性能は、潤滑油(鉱物油・合成油)+増ちょう剤(固さ調整)+添加剤(性能強化)で決まります。
性能の大小を単純に表すと、次の通りになります。
ウレアグリス >リチウムグリス> シャーシグリス
シャーシグリスは、鉱物油に、増ちょう剤として牛脂系もしくはヒマシ油系の脂肪酸・水酸化カルシウム・水を加えて加熱し、カルシウム石鹸化させている。
耐水性があり、耐熱性は牛脂系の脂肪酸を使った場合は70°C以下。
リチウムグリスは、鉱物油もしくは合成油に、増ちょう剤としてステアリン酸リチウムを加えて鹸化反応をさせ、リチウム石鹸化させている。
通称 万能グリスで、その名の通り幅広く使われている。
耐熱性が強化され、130°C以下となっている。
ウレアグリスは、添加剤にウレア基を持つ有機化合物を使ったもの。
耐水性も高く、耐熱性は180°C以下。
モリブデングリスは、添加剤にモリブデンを使い、耐荷重を強化したもの。
モリブデンの粒子が金属に食い込むことで耐荷重を強化するという仕組み上、金属部品が削れてしまうため自転車には不向き。
シリコーングリスは、シリコーンオイルがプラスチックを侵さないためブレーキのアウターや樹脂パーツに使われるが、シリコーンが潰れて潤滑性が悪くなるため金属パーツには向かない。
ちなみにパソコンのCPUとヒートシンクを接着するときに使われるシリコングリスとは、名前が似ているが別物。
シリコンはケイ素、シリコーンはケイ素化合物。
例えるなら、水素(H)と水(H₂O)ぐらい違う。
なおシリコングリスには油は使っておらず、熱伝導用の金属粉末が配合されているもの。